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夕暮れ巴水: 林望の日本美憧憬

夕暮れ巴水: 林望の日本美憧憬

夕暮れ巴水: 林望の日本美憧憬

作家
林望
川瀬 巴水
出版社
講談社
発売日
1998-10-01
ISBN
9784062092357
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夕暮れ巴水: 林望の日本美憧憬 / 感想・レビュー

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KAZOO

前に林望さん編纂のアンソロジーでこの作家の1枚の絵を見て気になっていたのですが、林さんが監修してこのようなたくさんの版画(私はてっきり日本画とばかり思っていました)を見せてもらい眼福の至りです。本屋であまり見かけなかったので図書館で借りてきたのですが自分でも購入しようかなあと思っています。

2014/09/08

ワッピー

久々に巴水の版画を見たくなって図書館で棚にあったものを借りてきました。厳密に言えば、これは巴水の画集ではなく、リンボウ先生が絵をセレクトし、文章をつけているもの。今回のように絵だけを見たいときには文は不要な気もしますが、一応読了。巴水の風景は、タイトルにもあるように夕暮れの情景も多いのですが、夜や雨もまた多く、また絵の中にぽつんと人がいることでストーリーラインを強く感じさせます。また、全体の色彩がよくて、見ているだけでも心がその色に染まるような気すらします。次はちゃんと画集をリクエストしようっと。

2021/12/05

おっくん

最近知った版画家、川瀬巴水の画集にリンボウ先生が詩や文章を添えている。浮世絵版画というと国重、北斎など江戸時代のものと思っていたが、巴水は近代の人。巴水の水は日本画で入門した時に伊東深水の弟弟子になった事から。有名になる前に夭折しているのが残念だ。リンボウ先生の思い入れたっぷりの文章もマッチして素敵。

2015/01/24

スエ

「川瀬氏の版画は、その技法こそ旧来の浮世絵職人に依拠するところ多かりしかど、その画に横溢するノスタルジアは余人のよく追随するところにあらず。取り分け、暮色に包まれたる閑寂の風景を描かせては古今独歩東西独往、故に吾人私(ひそか)に川瀬氏を呼んで曰く「夕暮れ巴水」と」。まったく筆者のいうとおりで、巴水の魅力は暮れ方や月夜、降雨風雪の情景にこそある。巴水ファンとしては各作品に付された詩は若干物足りなくもあるが、「夕暮れ巴水」というタイトルがすべてを補っているようにも思う。来年の千葉市美術館での巴水展も楽しみだ。

2012/12/22

@yuc

好きな作品は讃州善通寺、紀伊勝浦、駿河興津町、新大橋、平泉金色堂。

2024/01/20

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