読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

「別れる理由」が気になって

「別れる理由」が気になって

「別れる理由」が気になって

作家
坪内祐三
出版社
講談社
発売日
2005-03-26
ISBN
9784062128230
amazonで購入する

「別れる理由」が気になって / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

勝浩1958

読書の醍醐味が伝わってきたとともに、このように作品の隅々まで目が行き届く坪内氏の読む力の凄さに敬服しました。それでは、私はこの小島信夫著『別れる理由』を手に取ることがあるのだろうか。読んでみたい気がするものの、途中で挫折してしまいそうな予感もある。「ここを読み落としてはダメですよ。」といった坪内氏の的確なアドバイスがないと、この作品は味わい尽せないだろうな。でも、それは読書の楽しみを半減させるだろうか、やはり読者自身で自由に解釈すれば良いのだろうか。そんなことを考えるより、先ずは手に取ってみるか。

2014/04/27

アレカヤシ

(今や、かつてのように、夫は夫の、妻は妻の、父は父の、母は母の、教師は教師の、明確な役割を持つことは出来ない。皆、そのふりをしなければならない。そしてそのふりは、様々に交差していく。そのふりの中にあるリアリティを、永造は、いや、小島信夫は、説明したい。しかしそういう複雑なリアリティを説明するためには、とりとめもなく厖大な分量が必要である)219頁  こういった内容の為、かたちとしては(集約を拒否した方法)藤枝静男254頁 になっている、というのはわかりやすい解釈でした。しかし本を読むのは大変なことだなあ、

2020/01/19

もろろろ

まず、よりにもよって小島信夫の「別れる理由」の評論に手を付けたことに拍手したい(笑)。例の本を社会や文壇、文学におけるリアルタイムで起こったことあるいは対談、作者が参照したであろう理論、荒唐無稽な内容とを照らし合わせて、時代の停滞感や先鋭的ポストモダン文学への志向、森敦の「意味と変容」の実践ということを導いている。それにしても、あんなに読みにくい本なのにこの評論のドライブ感は気持ちいい。まるで「別れる理由」をネタに小説を書いたみたいだ、というところで坪内もこの小説の中に組み込まれてしまったのか!?

2010/12/19

pudonsha

最後の締めで、『別れる理由』はベルイマンの映画『ある結婚の風景』、その30年後の続篇ドラマ「Sarband」との類似性が示されるが、いまならリンチの「ツイン・ピークス」が取り上げられてもいいのかもしれない。夢の話の混濁具合などが似ていると感じた。

2017/08/19

にっつぁん

『別れる理由』を読んでいたときの、興奮や混乱が鮮明に蘇ってきた。

2011/07/23

感想・レビューをもっと見る