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愛の島

愛の島

愛の島

作家
望月あんね
出版社
講談社
発売日
2006-04-21
ISBN
9784062133258
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愛の島 / 感想・レビュー

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アコ

図書館の棚をぼんやーり眺めていて表紙がいいなと手にした1冊。お名前も初めて知った作家さん。『孤児院で育ち強い友情で繋がる個性的な女の子3人が幸せな生活を夢見てカメレオン島なる無人島を手にしようと金策に奮闘する物語』というだけでは収まらない、なにやらとんでもないものがこの短いページ数の中に詰まっている。次々といろいろなことが起こりすぎるし、3人の思考や行動も支離滅裂。テンポもまとまりもいいんだか悪いんだかの判断も難しい。でも迫力があってこの独特な世界観に引き込まれる不思議な物語。嫌いではない。

2016/07/05

えゆこ

tomoさんと同じく最後の一文が気になります。3人の絆が考えられないほどの深さ、強さゆえの結末なのかなあ。

2010/03/14

メカ黒猫

孤児院上がりのポップでビッチで排他的な3人娘の話。純文学では無いが、表現力が素晴らしく、文字数より奥が深い文章力に驚いた。刹那的で不合理な筋がリアル。3人の反社会的な行動を肯定は出来ないが、現社会システムへ一石を投じる、濃厚に凝縮された作品に感じた。アナーキズム。必然で結集し不合理で無理な関係を強要しあった3人が不器用でギクシャクする様が切ない。一番おとなしいカッチの度を越した利己主義が余りにパンクで笑ってしまった。親からの愛情の重要性を描いた良い作品だった。オススメ。

2013/07/16

*nana*

いろんな愛があるね。でも、あたしはこんなことはできないな。

2006/05/07

もりたん星人

群像にのったときに読んだんだけど、妙に印象に残ってる。

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