闇の釣人 本所深川七不思議異聞
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闇の釣人 本所深川七不思議異聞 / 感想・レビュー
藤枝梅安
魚類生態学が専門で釣りにも詳しい著者が、釣りに関する知識をベースに本所深川の七不思議を織り交ぜて、生類憐れみの令に苦しむ町人や下級武士の姿を描く小説。時は五代将軍綱吉の世。元禄から宝永にかけて釣りも禁止されていた。大名の妾腹の浪人・長四郎は密かに注文に応じて魚を釣る「闇の釣り人」。事件の度に登場人物が増え、仲間が増えていく。人物の描き方がわざとらしくなく、ストーリー展開もスムーズ。あまり知られていない小説だが、釣りが好きな方、時代小説が好きな方、特に池波正太郎さんの小説が好きな方には是非お薦めしたい一冊。
2010/10/23
rakim
時代背景も登場人物も話の盛り上がりも全部、時代小説好きには面白く読めました。そしてなぜこの本は文庫化されないの?と。なかなか読み始めなかったのは単行本で読みにくかったからだし、昨年の引っ越しで本の整理をしなくてはならなくて積読本を急いで読んだから。風情はあって良い装丁ですがもっと気軽に読めそうな方が良かったんじゃないの、出版社さん…て言ってみたい。感想になっていないですが。。
2023/10/30
ナツ
生類憐れみの令が幅を利かせている頃、闇の釣を生業とする二人の釣りと本所七不思議を軸にした時代小説。徐々に明らかになってくる悪役の過去や本性。仲間に助けられたり失ったりしながら最後には悪を成敗!
2023/07/28
三田主水
終盤のサスペンスの盛り上げぶりがなかなか
2009/06/04
markuna
釣あり、色気すこしあり、刀のウンチクあり、チャンバラあり。いろいろと楽しめる。
2016/06/07
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