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京極夏彦画文集 百怪図譜

京極夏彦画文集 百怪図譜

京極夏彦画文集 百怪図譜

作家
京極夏彦
出版社
講談社
発売日
2007-05-11
ISBN
9784062139663
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京極夏彦画文集 百怪図譜 / 感想・レビュー

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優希

妖怪の図版集。様々な妖怪のリトグラフにただうっとりしてしまいます。京極さんが絵もお描きになることは知っていましたが、こうして集まると何とも言えず見とれますね。おどろおどろしい中にも何処となく感じる可愛らしさとユーモア。妖怪好きですし、京極ファンでもあるのでこの本は大満足です。完全に趣味本。時折眺めてはにやける自分の怪しさよ。

2017/04/08

ひらちゃん

毎晩眺めてるってどうよ。確かに不気味な妖怪たちだがどこか可愛いくもある。そして毎晩眺めてると愛着が湧いてくるんだなぁ。スタンダードにお化けっぽいのは毛倡妓。猫またがおしゃれ。豆腐小僧にいたっては怖いんだろうか?疑問です。図書館で借りたので返却まで眺めます。京極さん、絵上手いなぁ。もっと見たいなぁ。

2017/01/22

キジネコ

京極夏彦さんの画文集です。妖怪です。妖怪は人の心に映る自分自身の影の様なものではなかろーか、と図譜を眺めながら思うんです。背逆し拮抗し泡沫の如き不実を自身で呪う時、見えるはずのない妖怪に絡めとられる。この作家さんは、器用な方なのですね。緻密な絵に著した妖に美しさを感じてしまう。人の器用さは利点であると同時に己を縛る枷にもなる…て奇妙な感想を持ちました。これも、光に背を向けた己の影に潜む妖怪の声かもしれません。福の神ゑびすさんの解釈になるほどと頷く。幸も不幸も己しだいという事なのでしょう。

2021/03/15

麻衣

わたしの恋する妖怪たち。はぁと。

2017/05/06

G-dark

わたしが特に哀れだと感じたのは、「狂骨(きょうこつ)」。「対象を持たない激しい恨み。誰を怨んでいるのか、何故に憾んでいるのか、もう判らない。血肉が落ちて骨だけになった今、そんなことはもうどうでも好くなっている筈なのに。それだけ甚だしい怨嗟が、いつかあったということなのだろう」 こうなってしまうと、本来なら恨みを晴らすべき相手と出会っても、気づかずに通り過ぎてしまうのかもしれませんね…。もはや、自分が誰だったのかも思い出せないのかも…。そんな風に成り果てても、恨みだけは残っているなんて…。

2020/04/17

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