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時々の初心 ねむの木学園の40年

時々の初心 ねむの木学園の40年

時々の初心 ねむの木学園の40年

作家
宮城まり子
丹羽 朋子
出版社
講談社
発売日
2007-06-07
ISBN
9784062140393
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時々の初心 ねむの木学園の40年 / 感想・レビュー

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ねこさん

虐待死した五歳児の記事。行き場のない寒さ、痛みの鼓動、すがりつくもののない自分の体温。消失していく小さな意識がどのように死を感じていたのか、そこにあった景色、想像しきれないことへの申し訳なさ。だから酷い偏頭痛と吐気の中にある時、少しだけ安心する。自分の安心のため、まり子さんはそう自覚して、ホテルの六階の窓から子どもたちが心配して見ていたホームレスに、こっそり食べ物を持っていく。背負っているものの軽さを思う。他者への有責性、その権利への自問。ネムノキ、淡紅色のおしべは長い糸状で多数あり美しいと、辞書にある。

2018/03/08

kanki

その子の出来ることをとことん探して、優しく、しかし少しでも自立出来るように厳しく。思い上がってる、と自らを顧みることも忘れずに。

2020/06/02

Nao

マヤ暦講座で出会った方がねむのき学園の話をされていて、何となくは知っていたけどもっと知りたくなって読みました。優しさについて考えさせられました。

2012/11/21

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