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キャベツ

キャベツ

キャベツ

作家
石井睦美
鈴木成一
出版社
講談社
発売日
2007-11-01
ISBN
9784062143080
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キャベツ / 感想・レビュー

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ほたて

優しい兄としっかり者の妹。晩ごはんの仕度をするたびに、あらゆる年齢層の主婦になりすましてる兄の脳内モノローグがおかしすぎます。所帯染みてて、女の人には「つまらない」って思われてるお兄ちゃんをお母さん役から解放してあげようとする美砂ちゃんがいじらしいな…って思ってたけど、美砂には複雑で特別な思いがあって、それを飄々と受け止めるお兄ちゃんはやっぱりちょっと変わってる←趣味は、料理と読書と妄想だもんね…。かわいいお話でした。

2013/06/05

あつひめ

気持ちって黙っていても伝わらない。言葉に出して行動しないと・・・いつも元気そうに見えたってほんとのところはわからない。でも・・・全部をわかろうとしなくてもいいと思う。全部を伝えなくてもいいと思う。なんか・・・気持ちを楽にさせてくれる作品でした。食べることは生きるうえで欠かすことができない事・・・そう、ポイントをしっかり抑えておけば少しくらいハチャメチャだって大丈夫・・・って事でもあるかもしれない。石井さんの作品を読むといつも優しい気持ちになれる。キャベツは幸せの象徴ですね・・・。

2011/01/25

ヒラP@ehon.gohon

こんな兄妹関係があるのでしょうか。 そう思いながら、とても温かい気持ちになりました。 父親が早く亡くなっての母子家庭だからでしょうか、本来の家族関係がそうだったのでしょうか、のびのびしたホームコメディ的展開に、読み進みました。 キャベツも美味しそうです。

2022/05/16

まる

一時期キャベツばっかり食べてたなあと思い出しながら。あたたかな家族ものでした。主人公の、妹を大切に想う気持ちがよく伝わってくるし、妹も何だかんだ言ってお兄ちゃんのこと大好きなんだなってよくわかります。ご飯を作るって家族の中で大事なポジションですよね。

2014/12/30

野のこ

「生まれたての青虫が思わず恋しちゃうような春キャベツ」キャベツくんこと兄の主婦顔負けの美味しそうなお料理にの献立がずらり。それを美味しく食べる食いしん坊でワガママやけど仲の良い妹との会話が微笑ましい。私も石井さんと同じくひとりっ子なので楽しそうやなぁと思いながら読みました。そしてかれの妄想、例えば「27歳新婚6ヶ月亜矢子」になりきる。「やあね、いくら忙しくたって即席調味は使わないわ」と心の中で呟いたりとかなり変。でも誰だってうちに秘めたことってある。妹の美沙も。洋のロールキャベツのクリーム煮、美味しそう!

2017/02/21

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