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猫のあしあと

猫のあしあと

猫のあしあと

作家
町田康
出版社
講談社
発売日
2007-10-19
ISBN
9784062143226
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猫のあしあと / 感想・レビュー

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harass

町田康の猫エッセイシリーズ二冊目。新しく町田家に訪れた猫たちと別れ。いつもの著者に安心して読む。ここまで猫たちに費用と手間をかけていることに尊敬する。猫好きにはぜひ。

2018/06/09

haruaki

猫エッセイ二作目。相変わらず猫にかまけるなんでもない日々の面白さは裏切らない。人の身勝手さが今回は多く書かれていて胸が痛い。捨てられた子猫を生きたまま燃やし処理している現実。勝手で馬鹿馬鹿しい理由で命を気軽に捨てる人間に怒りとやり切れない気持ちでいっぱいになる。他を助けるという事は、自分を無にする覚悟がないと助ける事は出来ない。綺麗事を書かない町田康さんと、奥様の深い優しさと覚悟に、心を何度も打たれてしまう。命に小さいも大きいもなく、全て等しく大切で重い。ウメチャン、ゲンゾーに泣く。

2017/08/24

波平

猫がどんどん増えてきて主役だらけ。愛猫に予防接種は当たり前と思っていたけれど、うちのコも予防接種の後には毎年少し発熱して具合悪そうにしているので、ゲンゾーの時のように死に至ってしまったとしたら本末転倒で可哀想だし怖いなと思う。お手をする愛嬌のあるゲンゾーとのお別れはとても悲しい。

2014/05/11

たー

続編もユーモアと哀愁と猫への愛が満ち溢れている。

2012/07/26

pom

飼い犬は捨てられる瞬間まで飼い主である人間を信じ、野良猫として暮らして来た猫たちは生き抜くために人間達に警戒心を持つ。保健所に連れられた動物達には何も罪は無い。運良く新しい飼い主が見つかったり、預かって貰える場合はまだ良いが、全ての動物がそうなるとは限らない。人間の身勝手さに翻弄され命を奪われてしまう事がとても悲しい。小さな小さなエルが何とか持ちこたえてくれたのが嬉しかった。ゲンゾーは明るくて楽しくて…好きだったな。

2012/02/12

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