怪訝山
怪訝山 / 感想・レビュー
巨峰
性描写満載とか、エロとかいう感想が多かったので詩人である小池さんがどういうふうに書いているのか惹かれて手にとったわけですが、エロさは感じないなあ。でも、官能的ではある。 すこし大人な川上弘美という感じな小説ですが、読む価値は充分あります。ある種の、ある年代の、女性なら深く共感されるかも。
2013/03/12
プクプク
3つの短編集。う〜ん…よくわからない…。小池作品は好きだけど…これはあまり私にはあわなかったかなぁ。カタカナで表記されるイナモリとコマコが登場する「怪訝山」。「あふあふあふ」に登場するのは、真面目な一人暮らしの老人エノキ。消えるということを描いた「木を取る人」。みんなたちどまっている不思議な人たちだった。
2014/10/07
はなみずき
孤独って、ほんとうは人と人と関わっていてはじめて感覚としてとらえられるんだろうか。性という描写も、なんだろう、この内容からはいやらしさみたいなものが残らなくて、もっと違うなにか本能的に守られてしまうような大事な何か必至なもの。どの話もみんなぎりぎりの孤独感をそれぞれの人の形で語ってある。人が恋しくなるような温かいものが残った。
2010/06/15
辛口カレーうどん
あいかわらず詩的な文章で、美しいが、なんかもやもやした 特に最後の話が、なんか主人公の女性にもやもやした。
2014/05/15
ハルト
どれも孤独立ち上る短編集でした。心のどろりとした固まりを、すくい上げ見せられたような濃い情感と、どこか清廉さある空気感とが、空虚さや喪失感を浮きだたせているように思えた。あと女という性はいったいどういうものなのだろうなあと思った。
2010/06/09
感想・レビューをもっと見る
「小池昌代」の関連作品
ベスト・エッセイ2023
- 作家
- 角田光代
- 林真理子
- 藤沢周
- 堀江敏幸
- 町田康
- 三浦しをん
- 赤木明登
- 阿川佐和子
- 秋田麻早子
- 浅田次郎
- 荒俣宏
- 石田夏穂
- 磯野真穂
- 稲垣 栄洋
- 今井真実
- 上田岳弘
- 内澤旬子
- 内田春菊
- 大辻隆弘
- 小川哲
- 奥泉光
- 鎌田 裕樹
- 川添 愛
- 神林長平
- 岸本佐知子
- きたやま おさむ
- 桐野夏生
- 鯨庭
- 久栖博季
- 黒井千次
- 小池昌代
- 小池真理子
- 郷原 宏
- 佐伯一麦
- 酒井順子
- 佐藤利明
- 佐藤 洋二郎
- 沢木耕太郎
- 沢野ひとし
- 茂山 千之丞
- 篠弘
- 柴田一成
- 杉山昌隆
- 鈴木伸一
- 須藤一成
- 青来 有一
- 関田育子
- 大道珠貴
- 高田郁
- 武田砂鉄
- 田中慎弥
- 中山祐次郎
- 七尾旅人
- 乗代 雄介
- 服部文祥
- 平岡直子
- 平松洋子
- 藤原 智美
- 藤原麻里菜
- 古川真人
- ブレイディみかこ
- 細川護熙
- 細馬宏道
- 穂村弘
- 本田秀夫
- 松尾スズキ
- 三崎亜記
- 宮田珠己
- 村田あやこ
- 村田喜代子
- 森田真生
- 山内マリコ
- 柚木麻子
- 夢枕獏
- 綿矢りさ
- aka
- 出版社
- 光村図書出版
- 発売日
- 2023-06-26
- ISBN
- 9784813804383