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100km!

100km!

100km!

作家
片川優子
出版社
講談社
発売日
2010-08-26
ISBN
9784062164559
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100km! / 感想・レビュー

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つくよみ

図書館本:いい加減な叔父にそそのかされて、100kmウォーキング大会に参加することになってしまった、高校生の少女のお話。ひたすら歩き続ける中、主人公が「なんで歩いているんだろう?」とか「次のチェックポイントでリタイアしよう」とか考えてしまう所、少し長距離を歩いたことがある人ならば、大いに共感できると思う。その辛さを共有する参加者同士が、大会中に知り合い、一緒に歩いた歩数分だけ絆を深め合っていくような交流が、羨ましく感じる。100km歩いて、ホンの少し、でも、確実に成長する。そう言うのも良いなと思える作品。

2014/05/12

アメフトファン

100㎞を歩く!想像もつかないその道のりで初めて見えてくるものがあったという物語。人は極限の状態に置かれると真剣に様々な事を考えるのでしょうね。機会があれば是非チャレンジしてみたいです。

2016/02/20

Take@磨穿鉄靴

100㎞。文字で起こすと数文字だけどやはり途方もない数字だと思う。実際にある大会をモチーフにした作品。蒲郡が舞台。若かりし頃よくバイクで真夜中の蒲郡を走っていた。24時間やってるゲームセンターもあったりして。当時は普通にタバコも吸ってたし何十年かの後に自分がマラソンランナーになって1分1秒を削り出すために汗を流すなんて想像出来なかった。今は100㎞も現実味がないけど本当に本気になればやれるとは思う。あと水ぶくれは破れる前に穴開けて水を出した方がいい。今の目標が片付いたら挑戦してみたい。★★★☆☆

2023/08/05

BlueBerry

大体予想通りの内容だった。短いから読んでおいても良いかもしれない。

2013/12/23

ひめか*

叔父に誘われて100kmウォークに参加することになったみちるの完走までの道のりを描く。最後の展開が早くて上手くまとまりすぎている感じがしたけど、やはり片川さんらしく前向きなラストで良かった。一人で参加すると孤独で、そんな時知らない人に声を掛けられると嬉しい。両親の離婚、母親の事故、走っている間にも様々なことが思い返されて辛くなった。早く元気な母親に戻ってほしいと思った。人は困難が多ければ多いほど、より多くのことに気づくことができる。恵みの雨とは素敵な考え。完走した気分はその人にしか味わえないものだろうな。

2019/12/27

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