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鉄のしぶきがはねる

鉄のしぶきがはねる

鉄のしぶきがはねる

作家
まはら三桃
出版社
講談社
発売日
2011-02-25
ISBN
9784062167611
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鉄のしぶきがはねる / 感想・レビュー

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takaC

初々しくて良かった。

2013/06/04

ゆみねこ

このところ追いかけているまはら三桃さん。こちらは工業高校電子機械科の紅一点・三郷心が、ものづくり研究部に。旋盤を使って鉄の塊を加工する。地味なテーマですが、コンクールを目指す清々しい物語、ちょっと恋もあり。育った町が小さな金属加工の工場が多い土地だったので、旋盤や研磨、指の怪我などなど、身近で見聞きしたことや工場の匂いを懐かしく思いました。

2017/01/20

ぶんこ

面白かったです。工業高校では部活で旋盤があるのですね。しかも女の子が鉄の入った安全靴!しかも素手でおこなうとは、親だったら心配するところですが、心さんの実家は元金属加工工場。祖父は伝説の旋盤職人。心配しつつも誇りに思い、応援しています。おばあさんもご両親も素敵ですし、学校の先生も素晴らしい。部員がお金が欲しくてゲームセンターの偽コインを作った時のお仕置きの仕方に生徒への愛がありました。部員の中では亀井君に興味津々。私も手造り仏様が欲しい。無機質な鉄から物を造る事の楽しさが充分伝わりました。

2017/01/26

エンブレムT

硬質なひたむきさが、素直に格好良いと思える1冊。幼い頃の自分を、溢れる非日常の不思議さによって魅了していた祖父の工場。今はもう無いその場所が、きわめて地道な仕事の場であったことを、高校生になった彼女は知ることになる。『高校生 ものづくりコンテスト』の、冷たく熱い鉄の塊に挑んだことによって。まはら三桃さんの作品は、描きたいテーマだけを浮き彫りにしていく真っ直ぐさが良いな♪いくらでもドラマチックに出来そうな『工業高校機械科唯一の女子』設定をもサクッと流してしまうあたり、もったいないなーと思ったりはしますが。

2013/03/15

七色一味

読破。武井咲主演の「アスコーマーチ」ほど派手じゃない三郷心という女の子が主人公。元町工場の娘で、機械工作が好きなのに、元町工場の娘という理由で職人に反発心がある。そんな心が、出会いを重ね、モノ作りにはまっていく姿を描いています。私自身工業高校機械科卒業ということもあり、本書に出てくる旋盤だフライス盤だバイトだキリコだ──これらの用語を懐かしく、実習室のあの独特の匂いと共に思い出しました。

2011/10/16

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