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天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘

天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘

天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘

作家
菅野雪虫
出版社
講談社
発売日
2012-03-30
ISBN
9784062175685
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天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘 / 感想・レビュー

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☆よいこ

ソニン外伝①本編より過去に戻り、巨山(こざん)の王女イェラの物語。正室の一人娘として生まれたイェラは王子でなかったことから母から疎まれ、父からは無視されて育った。側室には二人の兄王子とひとりの弟王子がいた。王位をめぐる母親たちの確執に巻き込まれ、イェラは諦めを知る。しかし生来の強運と賢さでイェラは自ら王女としての資質を磨いていく。▽かっこいい

2021/08/30

あおい

正妻の子でありながら王子ではなかった為に王と王妃から愛されずに育った王女イェラ。幼くして自分の立ち位置を決めた彼女の強さ。本編で最も魅力を感じたイェラ王女の過去面白かったです。

2017/06/17

にんじん

天山の巫女ソニンシリーズの外伝作品。巨山の王女、イェラのお話です。父母どちらも息子を望むあまり、イェラが省みられることはほとんどなく、親しくできる友人もおらず信頼出来る人物は乳母だけ。たまに外に出る時のほかは鬱々と本を読む暮らしをしていました。そんなイェラがごく稀に数少ない心を許せる人たちと出会い、別れてゆく姿も同時に描かれ、彼女の人物造形に深みを加えているように思えます。クワン王子の外伝作品もそうですが、またシリーズを読み返してみようと思える作品でした。とても素敵なシリーズに出会えて良かったです。

2019/06/01

yuki@おぐ

【図書館】王女イェラの生い立ち。親として考えてしまうお話だった。もう子育て終わってますから反省しても遅いんですけどね(笑)こちらも児童書なので丁寧な心理描写に解説がなされていて、慣れたのか前作に比べると気にならなかった。あとは「海竜の子」行きます!

2016/08/05

Haru

幼い頃から冷静で透徹した思考をもっていたイェラ姫。統治者になるべくして生まれた彼女の、父親を始めとした周りの人間を観察する目が面白い。「人が人に必要とされる喜び」の危うさを心に刻むイェラは、父親に褒められても「これは危険な喜びだ、用心しなければ」と冷静に分析する。不幸な子供時代だと思うが、王女としては実に頼もしい。「お前が他人でも(その存在は自分にとって)面白いだろう」と父親に言われるイェラは、彼にとっては刺激を与える好敵手なのかもしれない。二人の勝負がどのような道を辿るのかはすでに知っての通りだが。

2013/02/11

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