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にっぽん全国 百年食堂

にっぽん全国 百年食堂

にっぽん全国 百年食堂

作家
椎名誠
出版社
講談社エディトリアル
発売日
2013-01-31
ISBN
9784062178143
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にっぽん全国 百年食堂 / 感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

正月に今年はどこを旅しようかとあれこれ想像するのは楽しいものだ。そして旅の楽しみの第一は食べ物。にっぽん全国の百年以上続いている食堂を紹介した本書は訪問先候補を示してくれる。必ずしもうまいという保証はないが、少なくとも不味い店ではあり得ないだろう。百年続くにはそれなりの理由があるものだ。たとえば栃木の美代志食堂は「性格のいい弁証法的中華料理である」といったような。早く行かなければなくなる店もあるだろう。現に本書に紹介された厚岸町「玉川本店」や木更津市「中橋食堂」は閉店してしまったらしい。残念なことだ。

2016/01/03

ガクガク

シーナ本を久々に手に。タイトル通り日本全国の百年以上(以下もある)続く食堂を取材したエッセイ。雑誌『自遊人』に連載された、全国42の食堂が紹介されている。本文にも繰り返し書かれているが、取材対象の選択基準が「とにかく長く続いている」というものなので、その店の料理が必ずしも「美味い」「絶品」とは限らないということ。しかしその逆は正解で、美味い店だからこそ閉店もせず、地元の人々に愛され続けているということもわかってくる。雑誌なので紙数が限られていたのだろうが、本にする時にはもう少し突っ込んで書いてほしかった。

2014/05/23

へくとぱすかる

いやはや、大したもんである(シーナ本の感想なので、ついつい影響されるなあ)。インタビューするだけではなく、食べること食べること。そもそもグルメが取材の中心でもないのに、それでも食べるのがシーナ隊のノリだろう。一世紀、中にはもっと長くやっている食堂は、やはり地元に愛される何かを持っているものなのだ。せっかくの年月。どうか後継者に恵まれることを祈ります。

2018/07/07

keith

全国各地の100年ほど続いている食堂の食べ歩き紀行。後継者問題に直面しているお店もありますが、それはそれで仕方ないと、歴史にこだわっていない店主の方が多いようです。料理の写真がモノクロなのが残念。やはりそこはカラーで楽しみたかったです。

2016/03/27

スノーマン

百年食堂という響きからして心地よい。とはいえ、気合いれてお店を守ってきました!これからも続けます!というお店ではなくて、地元の人から愛される味をなんとなく作って、メニューもなんとなく変えていき、家族経営がなんとなく受け継いでいった…という感じのお店の方が多かった。意外。長く続くには様々なポイントがあるんやなぁという新鮮な驚き。微妙に変なコメントの大食いヒロシに親近感(笑)彼は胃袋に思考を任せてる…。忘れないようにメモ→シーナさんのお気に入り、日光のゆば玉丼をぜひ食べてみたい!

2014/02/24

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