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襲名犯

襲名犯

襲名犯

作家
竹吉優輔
出版社
講談社
発売日
2013-08-06
ISBN
9784062185097
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襲名犯 / 感想・レビュー

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takaC

野暮用があって偶々行った取手市立図書館で紹介されていて存在を知った小説。犯人当ては手強かったがそれは書き方によるところが大きいからではないだろうか。でも面白かった。

2013/12/11

ガクガク

『デッド・オア・アライブ』に収められた著者の第59回江戸川乱歩賞受賞作。猟奇連続殺人犯の死刑後に、彼を信奉し後継者を名乗る連続殺人犯を追うミステリー。正直言ってあまりいい作品とは思えなかった。選評にも書かれているとおり、ブージャムという犯罪者のカリスマ性が伝わってこないし、本編の描写だけでは熱狂的な支持者やましてその犯罪を襲名しようとする者が現れるほどの魅力が感じられない。また話が断章のようにブツブツ途切れることや、説明や解説が多過ぎること、主人公の過剰な被害者意識など全体的に物語の中に入り込めなかった。

2014/12/19

ダイ@2019.11.2~一時休止

襲名犯の動機がイマイチと思うが、デビュー作ということで次作に期待します。

2014/02/06

ma-bo

平成25年(第59回)江戸川乱歩賞受賞作。連続殺人犯が死刑になったが、死刑囚を師と崇め襲名する形で同じ手口の連続殺人が起こる。事件遺族の主人公、見守る作家の友達、元彼女の刑事という構図。ただ連続殺人犯が崇拝され模倣するほどのカリスマ性を感じられなかったのと、後半シーンが途切れて読みにくさを感じたかな。区切りの900冊目。

2023/07/20

ケイ

誰が犯人か、動機は?と思いながら一気に読んだ。作家のデビュー作で乱歩賞受賞作。最後の選考委員のコメントが興味深い。『小説は総体として受容され評価されるべきもの。ストーリーが面白いとかキャラが立っている、アイデアが奇抜とかが作品を評する際の常套句となっているが、それは作品の一面を切り取った理解でしかない…。読者は書名を見て作品を手に取る。中身を読んでもらえるのはその後である…。小説は書き手の自己表現ではなく、読者のために書かれるべきものである』(京極夏彦) 東野さんや桐野さんの総評も良かった。

2014/06/08

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