失敗屋ファーザー
失敗屋ファーザー / 感想・レビュー
むぎじる
娘の清江が4歳の時に妻を亡くし、それから一郎は娘と2人暮らし。一郎の欠点に目を付けた派遣会社の社長が考えた、その名も「失敗屋」として働いている。ある日、一郎のもとに差出人不明の手紙が届く。内容は、この時点から始まっている”お父さん検定”を受けなければならないこと。合格しなければ、親権をはく奪するというもの。職業は「失敗」することだけど、「成功」しなければ娘との生活を奪われる・・・奮闘する一郎がほほえましく、応援しながら読み進められた。失敗を恐れず真剣に向き合ったことは、きっと特別な自分の心の糧になる。
2014/03/19
coco
女子高生の娘と二人で暮らす細野一郎、ある日「お父さん検定」を受けることになる。合格するため色々悩み考え、てんやわんや。父娘の関係の変化に思わず笑みがこぼれる。「失敗屋」という仕事の発想がおもしろかった。失敗屋のお話をもっと読みたかったけど、ほっこりする物語でとても読みやすかった。
2014/06/23
けんとまん1007
二つの物語が、同時進行のような形で進んでいく。それぞれでの顔があって、やがて。。。失敗屋、こんな職業はないかもしれないけど、こういう場面はあるのかもしれないなあ~。でも、現実は、そういうことを許容できないのかもとも。一方で、父と娘の関係。なるほどなるほどと思いつつも、うちはどうだろうか。まあ、オチは最初のほうで予想できるよなあ~。
2016/11/16
み
タイトル借り、初読みの作家さん。さくさくと♪失敗は成功のもとってのもあるが、失敗屋さんは上手すぎる、真似できたらイイな。お父さん検定ならぬ、飼主検定とか、妻検定とか不合格の自信ありだわ^^;
2016/12/29
雑木林太郎
都合よすぎる展開と、臭いセリフなどが鼻について、最後まで読み進めるのは困難だと思った。が、途中からその臭さにも慣れたせいかなんとか読了。苦しんで読み終えた本のわりに、面白い話だったというのが率直な感想。「失敗屋」という設定が目新しくて最後まで興味がうせなかったからかな。
2015/05/14
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