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[新装版] 広重ベスト百景 赤瀬川原平が選ぶ

[新装版] 広重ベスト百景 赤瀬川原平が選ぶ

[新装版] 広重ベスト百景 赤瀬川原平が選ぶ

作家
赤瀬川原平
出版社
講談社
発売日
2014-05-23
ISBN
9784062189507
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[新装版] 広重ベスト百景 赤瀬川原平が選ぶ / 感想・レビュー

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ホークス

惹かれる絵、気持ちよく感じる絵を楽しめば良い。しっかり観察すると自分の好きな絵が分かる、と赤瀬川原平氏は教えてくれた。ウンチクやお勉強から一歩離れた独自な視点の凄さ。そこに乗っかるのは楽しい。本書も同じ。広重は、目の意欲に点火するカメラの視角を持っていた。ゴッホを感激させた「亀戸梅屋敷」は、眼前を遮る梅の木がパワフル。坂道もよく使われ、様々に曲がりくねり、生け花や箱庭を思わせる。でも一番は雪景色。有名な「東海道五十三次蒲原」も良いが、「東都名所浅草金龍寺年ノ市」の白い傘の群衆が何故だか気持ちいい。

2019/11/14

りんご

難しい本読んでるとついついこういう本に手が伸びてしまいます。すごい切り取り方をした絵が面白い。解説で「構図が面白いっしょ?」って言ってくれてるから安心して「構図が面白い絵だなあ」と言える。満月の夜の繁華街の絵があるが、月明かりと影と街の灯りが描かれて、とってもゾワゾワした。

2021/11/17

sofia

歌川広重の斬新な構図が好きです。赤瀬川さんが選ぶとなれば読みたい。私は「すごいなあ」としか感想が言えないけれど、赤瀬川さんはそのすごさを活字で説明してくれる。「直線で雨をかくリアリズム」「暇がベースの時代」などうなずくことばかり。

2022/10/21

岡部敬史/おかべたかし

最近、取り憑かれたように広重ばかり見ていて、原平先生のガイドはそのなかでも最高。広重を見ていると、何かいい企画が閃きそうな心持ちにさせてくれる。素晴らしき原点

2016/03/18

tetsubun1000mg

津村記久子著作の「枕元の本棚」で紹介された本のなかで面白かったベストスリーの一冊。  大胆な構図、生き生きとした人物、特に雨や風、雪の様子など版画とは思えない表現力。 学校の授業で見たときには気が付かなかった。 ヨーロッパの画家にも影響を与えたと言われる「歌川広重」の浮世絵。  二百年前の作品とは思えないが、風景・人物は江戸時代そのもの。  絵を見るだけで面白いが、解説で一層良さが理解できます。

2019/01/19

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