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西尾維新対談集 本題

西尾維新対談集 本題

西尾維新対談集 本題

作家
西尾維新
木村俊介
荒川弘
羽海野チカ
小林賢太郎
辻村深月
堀江敏幸
講談社BOX
出版社
講談社
発売日
2014-09-03
ISBN
9784062191074
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西尾維新対談集 本題 / 感想・レビュー

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流言

『ブレブレです。斧乃木余接ちゃんです。』という前置きの言葉からも、本書のターゲットが伺える。羽海野チカとの対談が一番楽しみだったが、一番楽しんで読めたのは同じメフィスト賞作家でありタイトルのネーミングや執筆スタイルについて述べられた辻村深月との対談だった。羽海野チカ・西尾維新両氏はどちらも『天才』を描くことが多い作家だが、共通項を感じにくかったので今回の対談でその辺の『才能』について触れられていて面白かった。対談に出て来たプロ棋士の『小さい頃、ジャンプなんか読んだことなかったですよ』という言葉も印象深い。

2014/09/07

ひめありす@灯れ松明の火

本を書くことを生業にする二人の男性作家と、三人の女性作家へ届く、西尾維新からのラブレター。書くだけじゃ足りない、直に声を交わさないと足りない真実。インスパイアという言葉では飽き足らない、魂と創作の根幹に関わる内緒話。生きることと書くこと。書くことと死ぬこと。書くことと描くこと。神様か悪魔に、何かを差し出してしまった六人。共通言語が統一された二人の話は、少し離れた所にいる私達の事など構いはしない。まるで無数の文字で織られた繭に護られる様に存在している。話しても話しても、話し足り無い。さあ、本題に入りましょう

2014/10/08

ソラ

羽海野チカさんや辻村深月さんの対談が読みたくて購入。意外だったのは小林賢太郎さんとの対談。面白かった

2014/09/07

小説家をやめようと思ったことはあるか、という質問に、辻村深月さんはこう答えました。「(途中略)毎日、復讐のために生きているので、作家をやめる気にはなりません」まったく辻村さん…あなたって人は。大好きです。荒川弘さん、羽海野チカさん、辻村深月さんとの対談しか読んでおりませんが、お三方に共通して言えることがあります。それは、フィクションを愛しているということです。以前よりも強く、物語を創る人に対して憧れてしまいました。ああ、自分もそちら側に行きたい。その世界を覗きたい。僕も、復讐したいことがたくさんあるから。

2015/01/22

ゼロ

西尾維新という作家を暴く、インタビュー集。5人のクリエイターが語る言葉には、普段の作品では目にすることができない、確実な何かがあった。好きな対談を挙げるとすれば、羽海野先生と辻村先生のものです。どちらも対等な立場で話をし、本気でぶつかっていた。真摯に振る舞い、真実を述べていたように思え、物語を作る人には必見の一冊だと思う。ただそれと同時に西尾維新という作家は、普通への憧れが強く、普通になるということに違和感を感じている。彼が異常者や個性的な人物しか書かないのは、普通への憧れと恐怖があるのかもしれない。

2014/09/13

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