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レミングスの夏

レミングスの夏

レミングスの夏

作家
竹吉優輔
出版社
講談社
発売日
2014-09-03
ISBN
9784062191340
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レミングスの夏 / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

少年たちのひと夏の計画の謎。デビュー作よりも読みやすくイイ感じ。関係ないがタイトルからはゲームが思い浮かばれてしまう。

2014/09/22

あじ

彼らにはこの方法でしか、決着をつける以外になかったのだろう。己のか弱い手で裁くその危険を犯す覚悟で、橋を渡らない事には意味がなかった。幽閉された自責の解放、真摯な彼女へのレクイエム。それが中学生という幼さというもの。蒼い記憶は涙で薄められ、夏の日のスコールとなり清らかに洗い流してゆく。後には白いスタートラインが浮かび上がる。彼らの眼前にはゴールが見えない、長い長い人生のフィールドが拓けている。少年時代、それは無垢であるほんの一時。子供でも大人でもない曖昧な蒼。

2014/10/22

itoko♪

2016年秋に映画化。小説BOCの読み切りで興味を持ったので手に取る。ある目的を果たす為、市長の娘を誘拐する計画を立て実行する5人の中学生。その目的とは…中盤を過ぎても全容が朧気で、正直 助長が過ぎる印象。彼らの裁きへの計画は決して正しくはないけれど、彼らの気持ちは理解できる。だけど、刑事の行動は現実問題としてどうかな?という思いが拭えなかったかな。綺麗には纏まっているけれど、今一つ入り込めず読了に時間がかかってしまった。

2016/05/20

nyanco

「襲名犯」で江戸川乱歩賞デビューされた竹吉さんの2作目。前作は乱歩賞らしい作品でしたが、少し雰囲気が違う。中学生5人グループが、同じく中学生を誘拐。ぼくらは新天地を目指すんだ…と、レミングスと称する彼ら。中2らしい感情の揺れが非常によく表現されていました。一体、彼らを突き動かしている過去にあった事件は何だったのか?思いっきり引っ張りましたね。じれったい、じれったい、しかし読者を引き込むこの手法は見事に成功。彼らの現在、そして過去が知りたく、作品に一気に引き込まれていきました。続→

2014/10/08

ちゃんみー

『襲名犯』といい、これといい、私には合わない(^_^;)せめて冒頭30〜40ページぐらいで引き込んでくれないと辛いよ。手法としてはアリなんでしょうけど、(私のようにあまり本を読まない)読み手のことをもう少し考えて欲しいね。言いたい事はわかるけど、それ以外の部分が長すぎのような気がする。

2015/06/13

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