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アリストテレスの人生相談

アリストテレスの人生相談

アリストテレスの人生相談

作家
小林正弥
出版社
講談社
発売日
2015-07-23
ISBN
9784062195539
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アリストテレスの人生相談 / 感想・レビュー

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ロマンチッカーnao

、『二コマコス倫理学』その哲学を現代に置き換え、現代人の悩みに答える。真の幸せとは何か。お金があって、欲しいものを買い、豪華な暮らしをする。それが幸せかっていうと快楽を得ているだけで、そういう生活をしていても、満足感は得られない。では真の幸福とはなにか。ものすごく端折って言うと、自分の性質にあう仕事をし収入を得て、生活を送る事。行動力と正義感に溢れた人が、銀行の事務員をしていても、ストレスがたまる。そのストレス発散の為にレジャーで発散する。それが現代人の言う幸福。自分の性質に合う生活を送る努力が必要。

2015/11/18

roatsu

人生における悩みとそれに対する考え方という形でアリストテレスが紡いだ哲学に迫れる作品。こんな身近な悩みにもかの哲人の賢慮が生きてくるのかと驚かされる。自分には読んで意義深い一冊だった。自己実現は特にそうだが、何事も都合よく手っ取り早い解決の道はなく、ただ必要な努力と経過を正しい方法で積み上げることが大切と感じる。そのためには心が健康である必要があり、多分に他者の価値観が含まれる「幸福」を強迫的に追求する傾向のある現代日本社会ではなかなか難しいかとも思う。古代からの普遍的な知恵のありがたみに触れる一冊。

2018/01/07

nizimasu

偉大な哲学者であるアリストテレスの思想を研究の第一人者である大学教授が解説した本。ところどころに現在の人生相談に置き換えた場合、どのように答えるのかというユニークなページもありつつ、初心者にもわかりやすいようにアリストテレスの時代のギリシャについても言及しています。個人的に印象に残ったのは美徳という価値観に加え、元祖でもある中庸という思想。これはむしろ儒教や仏教よりもより広汎な意味合いを持っているし、美徳に基づいた生活こそ幸福であるというテーゼも富や神なども包括した体系に感じられその大きな枠組みに感服した

2015/08/25

黒猫

アリストテレスをこれだけ分かりやすく伝えている初めての本ではないでしょうか?アリストテレスの善き生、中庸、賢慮、観照などの哲学用語を参考例をふんだんに取り入れて(Gacktさんとかのエピソードとか!)大変分かりやすい。自己啓発本を読み漁るなら私は、この本を何回も読み直そう。儒教、仏教の説明も比較してアリストテレスのいかに善く生き、社会のために生きるか。私は、特に中庸の説明が良く、これは明日からでも実践できると考えます。チョコチョコ読み直そう!オススメします!

2015/10/23

バケツ

あまり楽しめなかった記憶がある。

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