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Aではない君と

Aではない君と

Aではない君と

作家
薬丸岳
出版社
講談社
発売日
2015-09-16
ISBN
9784062195584
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自分の子供が「殺人の罪」に問われたら…佐藤浩市、天海祐希出演で『Aではない君と』ドラマ化決定!

『Aではない君と』(薬丸岳/講談社) (C)薬丸岳/講談社

 薬丸岳の小説『Aではない君と』が、佐藤浩市と天海祐希の出演でドラマ化されることが決定。「素晴らしい俳優同士で楽しみすぎる」「重いテーマだけどこのキャストなら信頼出来る!」と期待の声が上がっている。

 同作は、ある少年が起こした死体遺棄事件を巡る物語。会社員の吉永圭一は、ある日一人息子・翼が逮捕されたという知らせを受けた。翼は弁護士に何も語ろうとせず、最初に担当となった弁護士もギブアップ。吉永は少年法十条に保護者が弁護士に変わって話を聞ける“付添人制度”があることを知り、後任弁護士・神崎京子と共に事件の真相と向き合っていく―。

 作者の薬丸は、『天使のナイフ』や『友罪』など少年犯罪をテーマにした作品を多数手がけており、『Aではない君と』では第37回吉川英治文学新人賞を受賞。読者からは「子を持つ親として学ぶことが多かった」「親子が向き合う場面で涙が止まらない」「読んでて苦しくなったけど、読み切ってよかったと心から思う」と感動の声が続出している作品だ。

 佐藤は吉永を演じるにあたって、「薬丸さん…

2018/6/13

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Aではない君と / 感想・レビュー

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yoshida

突然に自分の子供が殺人を犯してしまったら。私達は様々な感情に襲われる。驚愕、自責、煩悶、苦悩。そして、被害者の遺族にどう償えばいいのか。これからの子の生涯をどう支えるか。作品の翼くんの例はありえる内容だと思う。子供の発する、変化、ふとしたサインに気が付けるだろうか。気が付けなければいけない。未成年の犯罪であれば、罪を犯しても社会に復帰する。そこからどう生きるか。家族はどう支えるか。被害者にはどう償うか。恐らく決まった正解はない。精一杯生きて、償い続けるしかないのだ。それが人の命を奪った代償なのだと思う。

2017/05/27

ウッディ

離婚した妻の元で暮す中学生の息子が起こした殺人事件。何も語らない息子に対し、彼のSOSに気付けなかった吉永は、父親としての責任を果たそうとする。一気に引き込まれ、没頭した読書でした。彼が友達を殺した理由は何か?子供が起こした事件に対する親の責任、どのように子供と向き合って、罪を償っていくのか、そして被害者家族への対応など、ノンフィクションを読んでいるようなリアリティでした。吉永の父が言った「子供がどうしてそんなことをしたかを考えるのが親だ」とい言葉が胸にささりました。重苦しくも、面白い一冊でした。

2018/04/15

風眠

私は親になった事がないので本当には分からない。自分の子が人を殺し『少年A』になったとして、その事実を受け容れることができるのかどうか。全部嘘でした、って事には絶対にならない。罪を犯した我が子をそのまま受け容れ、更生できるよう寄り添い、愛し続ける事ができるだろうか。この物語の父親のように、被害者家族や世間から叩かれてもいい、自らが付添人になって我が子の全てを知ろう、知った上で一緒に償いたいと思えるだろうか。今の私には自信がない。「どんな事があっても親でいる覚悟はありますか?」と問われているような気がした。

2015/12/05

てぃも

もし子供が人を殺したら‥‥。 私は吉永のように子供を信じてやれるだろうか。守ってあげられるだろうか。戦ってあげられるだろうか。

2016/10/04

kyon

もしも息子が、殺人を犯してしまったら・・・。子供のいない私でも、考えさせられるテーマでした。今まで読んだ薬丸岳作品の中で一番読み易かったかも〜。もっとたくさん薬丸岳さん、作品書かないかな〜。

2015/12/25

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