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ヨーコさんの“言葉” それが何ぼのことだ

ヨーコさんの“言葉” それが何ぼのことだ

ヨーコさんの“言葉” それが何ぼのことだ

作家
佐野洋子
北村 裕花
小宮 善彰
出版社
講談社
発売日
2016-04-20
ISBN
9784062200554
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ヨーコさんの“言葉” それが何ぼのことだ / 感想・レビュー

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第1弾から可愛いと思っていたこの表紙のにゃんこがご逝去されたというのがショックです。洋子さんの言葉、今回も頷いてしまった。お金がある現代の価値は全てお金になってしまった寂しさや、モノにあふれて豊かに便利になった今、なぜイライラしたりあくせくしたり気持ちにゆとりがなくなってきたのか等、改めて考えや思いを巡らせた方が良いテーマが沢山ありました。

2016/04/23

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

★★★★じたばたと無様に今日も生きています。どうやら人生の折り返し点も過ぎたようで、いつの間に老いや、病や、死といったモノたちが、その存在を主張しはじめています。生命が無限で無いと、時間には限りが有ると知ってから、まだ20年も過ぎて居ないような気がします。生命のバトンはとうに子どもらに渡していると言うのに、まだまだ枯れたくなくて足掻いています。ふつうに死ぬなんて、しれっとヨーコさんは言うけれど、生きる事にさえ足掻いてしまう、私は途方にくれるのです。

2016/06/18

itica

珍しく夫が「これ、読んだら?」と勧めてくれた本。何だ、二作目じゃないかと思ったけれど、問題なかった。日常から生まれる小さな疑問。他愛も無いことなのに「分かる」と頷いてしまう。最後の、猫のフネの場面では思わず泣いてしまった。あるがままに生きてあるがままに死ぬ、それが現代の人間には難しい。私たちは多くの便利なものと引き換えに、大切な何かをたくさん失ってしまったのかもしれないね。

2019/02/28

pukupuku

軽いのに深くて、鋭い突っ込入れてるのにゆるい。この素朴な感じ、とってもいい。うん、うんって、しみじみ頷く。

2019/05/18

ぶんこ

1巻目だと思い込んで読みました。佐野さんのエッセイと絵がとても合っていて面白い。お兄さんの死、飼い猫フネの死と短い言葉の中に痛切な悲しみを感じました。佐野さんご本人が癌宣告を受けた日に、貯金をはたいて緑色のアメ車を買われたエッセイを読んでいたので、感慨深い。

2018/10/07

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