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ヴィジョンズ

ヴィジョンズ

ヴィジョンズ

作家
大森望
円城塔
神林長平
飛浩隆
長谷敏司
宮内悠介
宮部みゆき
木城ゆきと
出版社
講談社
発売日
2016-10-19
ISBN
9784062202947
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ヴィジョンズ / 感想・レビュー

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Ikutan

書き下ろしのSF短編アンソロジー。お目当ての宮部さんも面白かったが、初めましての作家さんたちの作品も個性があってよかった。『海の指』で描かれたのは何ともスケールの大きな不思議な世界。そしてそれが木城さんの漫画『霧界』で鮮やに。AI技術の進歩は著しいけど、一番対極にある小説にまで?『アニマとエーフィ』は物語を紡ぐ人形の物語。ラストの『震える犬』はなかなか読み応えあり。最先端の科学技術で観察、研究されるチンパンジー。人類の起源に迫る。想像力を掻き立てられ、考えさせられること多し。たまにはSFも新鮮でいいかも。

2017/01/15

papako

SFアンソロジー。宮部みゆきにつられて買ったけど、二勝二敗三引き分けでした。飛浩隆『海の指』円城塔『リアルタイムラジオ』この雰囲気SFは苦手。全然入ってこない。神林長平『あなたがわからない』長谷敏司『震える犬』はよかった。やはりSFはありえるかも!と思える部分が大事だと思う。その意味では『震える犬』人間というものを突きつけられた気がする。チンパンジーが見せた行動の結末が知りたいと思った。

2017/09/15

keroppi

飛浩隆「自生の夢」巻頭の「海の指」を漫画にしたものが掲載されていると知り読んでみた。小説でイメージした世界観とは違ったが、これはこれで面白かった。それ以外にも、宮内悠介「超動く家にて」の「アニマとエーファ」があったり、宮部みゆき、円城塔、神林長平、等、日本SF最前線の作家たちの短編集。「ヴィジョン」の意味を辞書で調べると幻想、未来、視覚といったものが出てきた。様々な作家の「幻想」の「未来」の「視覚」が描かれるということか。

2018/04/03

harass

飛浩隆の新短編集がでたと聞くがまだ図書館にはない。かわりに同収録の「海の指」が載っているこのアンソロジーを借りる。さすがの飛浩隆で作品のキレに感心する。それに引き換えだれとは言わんが、これはSFではない…… この違いを完全に言語化できないのは自分の不徳の致すところ…… 理解できない短編もある。一番長い長谷の中編は途中で読む気が失せる。興味をそそられなかった。

2017/01/13

ひさか

2016年10月講談社刊。書下ろしアンソロジー。飛さんの「海の指」は、強烈なヴィジョンとインパクトで、星雲賞授賞もうなづける逸品。映画インセプションに登場する歪曲した街を思い出しました。宮部みゆき「星に願いを」、飛浩隆「海の指」、木城ゆきと「霧界」、宮内悠介「アニマとエーファ」、円城塔「リアルタイムラジオ」、神林長平「あなたがわからない」、長谷敏司「震える犬」、大森望編集。

2017/01/03

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