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天子蒙塵 第二巻

天子蒙塵 第二巻

天子蒙塵 第二巻

作家
浅田次郎
出版社
講談社
発売日
2016-12-07
ISBN
9784062203708
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天子蒙塵 第二巻 / 感想・レビュー

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遥かなる想い

第二巻では 満州国建国前夜の日中両国の せめぎ合いを描く。跋扈する関東軍将校と 中国の偉人たち…馬占山という人物が 異彩を放つ。永田鉄山、武藤大将など 関東軍の暴走を止めようと動くが… 謀略渦巻く 満州国の行く末をどう 描くのだろう…次巻以降が 楽しみな巻だった。

2018/07/01

starbro

浅田次郎は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。昨年の第一巻に続いて、第二巻を読みました。この物語の全貌は未だ見えていませんが、全四巻という構成になるのでしょうか?そうだとすると本巻は「承」の巻らしく、主要人物が登場し、満州国も成立しました。今後の展開を期待しつつ、第三巻を待ちたいと思います。トータルの感想は最終巻(第四巻?)読了後に。

2017/01/10

chimako

著者は最後の2章のために、可哀想で孤独な溥儀の独り言や民を蔑ろにする日本軍の勝手や志津と馬占山の関りを書いたのかと思わせるような納め方だった。林先生と語り合う春雷。無口な雷兄が自分の来し方を訥々と語れば林先生は流れる涙を止めることが出来ない。帰省する文秀と玲玲。不毛の地を実り豊かな大地にかえた春児を讃える唄。自らの手で浄身し真心と己の才のみで西太后に愛された春児、張作霖と共に荒野を駆け抜けた春雷、革命に失敗し妻と子どもたちを失った文秀を支え続けた玲玲。彼らの生路を思い読手の頬も濡れた。3巻が待ち遠しい。

2017/01/15

しいたけ

「没法子」メイファーヅ、どうしようもない。「そいつは人間の言葉じゃない、虫けらの鳴き声だぞ」そうは言っても、本当にどうにもならないことばかり。そんな中、男も女も、貴も賎も、歯を食いしばり義に生きる。「愛し合うことと憐れみ合うことの区別がつかなかった」茨の道を共に生きた春雷夫婦が神々しい。文秀にも自身の哀しみを抑え寄り添う良き妻がいる。それを思うと溥儀の孤独がやるせない。昭和三年六月四日午前五時二十三分は「日本が国家の良心を捨てた瞬間」と言う。捨てたものと向き合う日本の漢に、そっと毛布をかけてやりたい。

2016/12/17

きむこ

ようやくここまで辿り着いた・・長い長い壮大な物語。まだ終わったわけではないけれど、春児と文秀のふるさとに辿り着いた時、私の中での主役はやはりこの二人だったと実感し、なんとなく区切りがついたような気持ちになった。スピンオフのように語り手が変わっていくが、以前の記憶がかなりあやふやになっていて少し苦戦。蒼穹の昴から始まって10年以上経っているので、もう半分くらいごちゃごちゃになっちゃってる(∪´>‿<`)今は読み返す根性はないけれど、いずれじっくり読める時間を作って再読したいな。★4.5

2017/01/29

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