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現世怪談 開かずの壺

現世怪談 開かずの壺

現世怪談 開かずの壺

作家
木原浩勝
出版社
講談社
発売日
2017-06-14
ISBN
9784062206136
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現世怪談 開かずの壺 / 感想・レビュー

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nuit@積読消化中

【日本の夏は、やっぱり怪談〈其の一・和編〉(2017年8月1日―10日)】新耳袋の著者による16の実話怪談集!「三角の家」と対になる「壺」がとにかく読んでいて背筋がゾクゾクしました。加門七海さん、霜島ケイさんの『三角屋敷』に匹敵する建物怪談!!いずれもハズレのないお話ばかり、その中でも先の2編以外に「習字」も読んでいてゾワっとしました。夜中に起こった霊現象を活字で追ってくだけで怖い!是非、真夏の夜にヒヤッとしたい方にはお勧めの一冊です。

2017/08/08

モルク

16の現世怪談短編集。1話目の「三角の家」と最終話「壺」は話がつながっている。三角の土地に建つ家。借り手側からの話と、大家さんの語りによるもの。一見親切で料理好き気のいい人に見える大家さん。なぜ子供たちにも疎まれ、近所にも…でも本人は全く自覚がなく、私がこんなにしているのに…の思いしかない。見方が変わればこんなにも捉え方が変わる。ホラーというほど怖いわけではない。どちらかと言うと不思議な話集に近い。

2020/07/27

モモ

三角形の土地に建つ家。そこで起こる怖い出来事。親友の新築の家に泊まり、何気なく剥いだガムテープ。それにより起こる怪異。ホテルの天井からぶら下がる謎の女。居眠りしている娘が書く、娘ではない達筆の字など怖い話の数々。上の階があるマンションなどで、お札を貼る時は、お札の上に「天」と書いた紙を貼ると良いそう。最初のよく分からなかった話が最後で分かる。なかなか怖くて良かった。

2020/07/11

ででんでん

怖いと困るので、休日の好天の昼間に満を持して読んだが、そこまで怖くはなかった。「三角の家」と「壷」が互いの立場からの合わせ鏡のような物語になっていて、とてもおもしろかった。怖い何者かというよりも、人間が怖い。「ボウリング」の亡きおじいちゃんがほのぼのとしてよかったし、「水槽」での、孫を守ってくれたおばあちゃんの活躍や、「ぶどう畑」など、温かい気持ちになれる物語も多かった。

2017/10/10

鬼灯の金魚草

皆さんと一緒で読み終わってから一話目に戻る。成る程、リンクしてたんだ。鉄板の三角の家は絶対に良くないと加門さんも仰ってましたよ。良い人形は良いもの?悪いもの?イスタンブールの壺が怖いやら不思議やらでなんかお気に入り。

2017/10/21

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