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悪童 小説 寅次郎の告白

悪童 小説 寅次郎の告白

悪童 小説 寅次郎の告白

作家
山田洋次
出版社
講談社
発売日
2018-09-07
ISBN
9784062207294
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あらすじ

え!寅さんの名付け親はあの人だったの!!!御前様が禁断の恋を?タコ社長のために寅さんが敵討ち?東京大空襲でおいちゃんとおばちゃんは……。さくらは昔から寅さんより賢かった!!(笑)映画でおなじみの柴又の面々の衝撃エピソードが次々明かされていきます。瞼の母のお菊、あの散歩先生も登場。映画の中の出来事とクロスオーバーしていく新たな真実……。

「悪童 小説 寅次郎の告白」のおすすめレビュー

シリーズ第1作公開50周年を前に『男はつらいよ』のエピソード・ゼロが刊行!山田洋次監督が書き下ろした初小説作品『悪童』

『悪童(ワルガキ) 小説 寅次郎の告白』(山田洋次/講談社)

 筆者がまだ年端もいかない幼少の頃、両親が「男はつらいよ」シリーズを鑑賞して、目頭を押さえていた記憶がある。人の道を歩きだしたばかりの筆者は、「寅さんのせいでみんなバタバタしているのに、なんで泣きそうなの?」と疑問を抱いていた。

 しかし、今になって分かる。人情を片手に人の世を立ちまわろうと空回りする型破りな寅さんと、それに付き合わされる周囲のバタバタを描くこの作品は、心にグッとくるものがある。現代人が忘れてしまった人として生きる道、誰かと生きていく大切さと難しさを、心温まるエピソードにしたためて観る人に伝える。

 大人になって感じる。寅さんって荒っぽいけど、あったかいなぁ。

 第48作まで制作されたこの映画は、すべてシリーズが大ヒットする異例の作品となり、時代を超えた今でも根強い人気を誇る。渥美清さんのべらんめぇな口調が見る人の心をつかんで離さないわけだ。

『男はつらいよ』第1作を公開して来年で50周年。その節目を前にこのような作品が刊行された。『悪童(ワルガキ) 小説 寅次郎の告白』(山田…

2018/9/7

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悪童 小説 寅次郎の告白 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

gachi_folk

幼き頃の寅さんは、やっぱり寅さんだった。 妙に情深かったり、喧嘩っ早かったり、可愛い子に目がなかったり…。インテリを毛嫌いしちゃいないが、インテリみたいな奴は大嫌い。寅さんは小さい頃からずっと寅さんなのであった。またあの口上が聞きたい。「焼けのやんぱち、日焼けのなすび、色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないヨときた!」

2019/03/10

noriko

挿まれた寅さんの写真に涙ぐみそうになる。実像が虚像を演じるのが俳優なのだけれど、私にはまれに実像と虚像が混同してしまう俳優がいる。『北の国から』の純君もそう。純君、こんなところで何やってるの?みたいに。すぐれた作品を、上手い役者が演じた、だけでない、まるで親戚のようにいつも身近に寅さんがいた。小説を読んでいて寅さんの声をありありと聞けるかというと、やはり物足りなさは否めないが山田洋次監督の人生観に共感しつつ楽しく読んだ。市井を生きる庶民への温かいまなざし。権威主義や空虚なインテリへの反発。

2018/10/05

りんりん

渥美さんの寅さんの語りが浮かびます。こんな風にして寅さんは大きくなったんだなあと思いました。また映画が見たくなりました。

2019/01/06

doya

映画では触れられていない寅さんの幼少期のことが詳しく書かれている。妾の子として生まれた寅さん。妹のさくらが初めて寅の出生の秘密を知った時の話は読んでいる方も辛くなる。また意外と知られていないが、寅さんには病気で早死にしてしまったお兄さんがいた。他にも戦争に行った父、義理の母の優しさ、若い頃の御前様。映画でおなじみの顔ぶれが数々のエピソードで語り尽くされている。

2018/10/10

tsubaki

新装版を読んだのだけど、登録が無いようなのでこちらに感想を。 映画でお馴染み寅さんの幼少期の物語。寅さんの軽妙でクスッと笑わせてくれる語り口で引き込まれた。寅さんの出生や、幼少期のいたずら三昧の様子、恩師との会話、初恋。そして最愛の妹さくらと、さくらの母親で寅さんの事も我が子のように愛してくれた母、光子さん。読みやすいのだけど、勿体無くてじっくり読んだ。セリフを全部胸に染み込ませるように。温かくて、大好きな本。

2018/11/07

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