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ゲンバクとよばれた少年 (世の中への扉)

ゲンバクとよばれた少年 (世の中への扉)

ゲンバクとよばれた少年 (世の中への扉)

作家
中村 由一
渡辺 考
宮尾和孝
出版社
講談社
発売日
2018-07-11
ISBN
9784062210348
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ゲンバクとよばれた少年 (世の中への扉) / 感想・レビュー

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NAO

被災地が限られていたために、同じ長崎に住んでいながらも被爆者だと差別を受けた少年の話。被爆者、部落差別、様々な差別があるが、生徒を教える立場にある先生のあまりの差別意識に唖然とした。本当に、人の言葉はときに戦争よりも残酷だ。だからこそ、語り続けようとする中村氏の勇気と強さに胸が熱くなる。

2019/07/07

☆よいこ

小中学生むけノンフィクションシリーズ「世の中への扉」2歳で長崎県浦上で原爆にあった中村由一さんの半生。小学校で「ゲンバク」とあだ名をつけられいじめられ、卒業証書を破かれた話は胸が苦しくなるようだった。卒業し、就職しようとすると今度は被差別部落を理由に差別を受けた。「この世から差別やいじめをなくすために、いじめを受けたときのぼくの気持ちをしっかり語っていこうと、心に決めました」▽キレイゴトかもしれないが「世の中から戦争や差別やいじめをなくすことはできる」と信じて、子とも達に語りかけることの大切さを感じた。

2018/10/14

あじ

中村由一(よしかず)さんが長崎で被爆したのは3才の頃。教師や子供らに「ゲンバク」と呼ばれ、理不尽ないじめに遭いました。受難はそれだけで終わりませんでした。被差別部落の生まれであることから、就職差別を受けるのです。現在でも福島からの転校生と知るやいなや“原発いじめ”が始まると言います。私は思うのです、大人の無知が子供に伝播すると。大人は言動に責任を持たなくてはなりません。中村さんは人生を怖れず切り拓いて行きます。素晴らしき児童書でした。 【3,4年生から】

2018/08/22

マツユキ

長崎で2歳で被爆した中村由一さんのノンフィクション。被爆した事だけで過酷なのに、差別を受け、学校では行事も一緒になってのイジメに合う中村さん。就職でも、また差別が。それでも生きて、語ってくれた中村さん、簡単に強いとは言えないんですが、中村さんの言葉を大事にしていきたいです。

2022/08/06

どら母 学校図書館を考える

あまりにもひどいイジメ、しかも教師も一緒にだ。人はどこまで人にひどいことができるのか? わからない、知らない、怖い。自身のそういう感情をなんとかしたくてイジメに向かうのか。

2021/03/29

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