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ヤイレスーホ

ヤイレスーホ

ヤイレスーホ

作家
菅野雪虫
出版社
講談社
発売日
2018-06-28
ISBN
9784062210546
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ヤイレスーホ / 感想・レビュー

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七色一味

読破。『チポロ』の続編。前作を覚えていなくても、序でのツルの神とミソサザイの神の会話から、前作のアウトラインが掴めるようになっている。ハッピーに終わったかに思えた前作も、ヤイレスーホが残した傷跡は生々しく、全てがハッピーだったわけではないということがわかる。カバーの袖にもある不穏な言葉。神とは?魔物とは?人間とは?ラストははっきりとほろ苦な味わい。でも、人間的だな。

2018/09/11

バニラ風味

一人きりの肉親を失った娘、ランペシカは、自分も父も騙され、遺品さえも奪われたと知ると、復讐に燃える。噂をたどり行き着いた先は、ヤイレスーホ。彼から力を与えられれば、復讐できるのだ。だが、人間に化けることもできる蛇のヤイレスーホは訳を知ると、ランペシカを連れてイレシュの元へと向かった。受け入れられぬ事が起こった責任を、他人のせいと考えるか、自分の責任と思うか、それとも運命と諦めるか。神と人間、その狭間と、それぞれの生き方を考えさせられます。

2018/08/21

ときわ

私が女神様みたいだと思っていたイレシュ。私は前作でちょっとだけヤイレスーホが好きだったので、頑なに彼に憎しみをぶつけるイレシュに、もう許してあげたら?と思ってしまった。でもいつだったか現実に、子供のころ誘拐され長期間監禁されていた少女が救出された事件。彼女と家族は、犯人のことは顔も見たくない、話も聞きたくない、一生刑務所から出てこないで欲しいと言っていた。イレシュは同じような被害にあったのだ。女神ではなく人間なら当然なのだろう。ランペシカが叶えてあげた願い。哀しいけれど、ランペシカありがとう。

2019/06/26

多津子

「チポロ」の続編。タイトルでもあるヤイレスーホの救済物語かと思ったがそうでもない。登場人物たちが全て報われる物語でもない。悩み苦しみ、自分の中で折り合いを付けながら生きていくために選び取る。そんなことが随所にちりばめられている物語だ。 https://booklog.jp/users/tatsuchaba/archives/1/4062210541

2019/02/23

りー

『チポロ』の続編。今度の主人公は、父親を友に殺された娘ランペシカ。復讐を誓った彼女は、触ったものを凍りつかせるという魔女の力を求めて、魔物ヤイレスーホを捜す。出会った魔物は、未だ消えない恋心をかつて自分が魔女にした少女イレイシュに抱き続けていた。ヤレイスーホの優しさが切ないですが、ランペシカにより、前巻で置き去りにされた彼の心に一応の救いがもたらされました。異種婚姻譚は切ないお話が多いなー。チポロがすっかり頼り甲斐のある青年に育っていて、ミソザザイの神じゃないけれど、ほほー(^o^)と嬉しく思いました。

2019/09/21

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