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安宅家の人々 (文庫コレクション大衆文学館 よ 2-1)

安宅家の人々 (文庫コレクション大衆文学館 よ 2-1)

安宅家の人々 (文庫コレクション大衆文学館 よ 2-1)

作家
吉屋信子
出版社
講談社
発売日
1995-11-01
ISBN
9784062620284
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安宅家の人々 (文庫コレクション大衆文学館 よ 2-1) / 感想・レビュー

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佑依-Yui-

知的障害の夫を抱え養豚場の経営者としても奮闘する主人公と、軽率な義理の弟、優しく清純な義理の妹…講談社の大衆文学館シリーズは表紙にあらすじが書かれており、何気無く読むとたちまち昼ドラ的(実際にも昼ドラ化されていたそうですね)展開に興奮してしまい購入。中身は想像よりもどろどろとした要素は少なく、若干の物足りなさも。欲を言えば夫と義妹が結ばれて欲しかった…と言う野次馬的要望が出てきたりと。でも面白かった!

2015/10/01

イコ

吉屋信子は少女小説くらいしか読んだことないが、その雰囲気は醸し出している物語だった。精神障害者の夫(男)とその周りの物語が中心になるので、現在だと精神障害者の扱いで何やかと言われそうなので昔ならではの物語だろう。家族に精神障害者を持ったことないので家族とか取り巻きがあんな行動するのか分からないが、義妹との関係が薄氷を踏むようで面白かった。あそこまで行くと結末はああなるしか無いのだろうが、それが少し寂しい気がした。あと少しで自由に振る舞う事ができた気がするが、女の友情が破綻するからあの結末なのだろう。

2020/11/13

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