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ワイルド・スワン(中) (講談社文庫)

ワイルド・スワン(中) (講談社文庫)

ワイルド・スワン(中) (講談社文庫)

作家
ユン・チアン
土屋京子
出版社
講談社
発売日
1998-02-26
ISBN
9784062638135
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ワイルド・スワン(中) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ehirano1

ヒロインの父が壊れていく過程が只々怖いです。絶望の破壊力をまざまざと見せつけられた感があります。

2022/09/25

空猫

中巻は主に毛沢東の恐怖政治。史上最悪の人災、大飢饉の死者は、分かっているだけで3000万人!!そこに反分子として処刑されたり過酷な労働や拷問で廃人同然になったり、殺されたも同然の人々を加えたら…(゚Д゚;)!トップが自分の面子、権力ばかりにこだわるのは最悪だ。国民を一枚岩にし、階級によって差別し、自分のみを崇拝させ(何処かの新興宗教団体みたいだ)、反抗者は密告させ、しかも平和に退屈し自分の争い好きの為に争いを(子供たちを巻き込み)起こしたのだ 。差別は線を引くことで生まれる。エグられながら下巻へ

2021/09/17

ころりんぱ

狂っている。その一言。毛沢東って、一体何がしたかったんだろう。想像を絶する凄惨さ。文化大革命の嵐は子どもまで巻き込んで、暴力に継ぐ暴力、人が人を陥れ、蹂躙して行く。恐怖政治には信念もなければ良心もないのか?これが現実に起きた出来事、著者の生きてきた中国なのか…と、ただただ恐ろしく、衝撃的です。人間はここまで人間らしらを無くせるのか。私怨で他人を陥れ、私怨で人を痛めつける。この残虐性もまた、人間らしさというのか。わからない。

2014/02/24

wiki

非常に申し訳ないが、はやく終わってくれと思いながら非常に重たい一頁一頁をめくった。こんな苦しい本があるのか。しかも単なる小説ではなく、ノンフィクションであるというのだ。狂乱の世界は現実にあったのだ、つい半世紀を過ぎた程度の現代史の一側面なのだ。過度に感傷的にならず、事実と個人の見た真実を書き連ねているだけでも、これだけの苦しさがある。とてもではないが、この悲惨を理解しきることなどできない。こんな辛い経験を、よく書き残してくれたと思う。「多大な犠牲を払って得た現在の平和」の価値が苦しく胸に迫る。

2020/05/25

chimako

ハードカバーで読了。感想は下巻で。

2014/03/20

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