読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

あいにくの雨で (講談社文庫)

あいにくの雨で (講談社文庫)

あいにくの雨で (講談社文庫)

作家
麻耶雄嵩
出版社
講談社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784062645812
amazonで購入する

あいにくの雨で (講談社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ダイ@2019.11.2~一時休止

生徒会が事件の謎を追う。時系列の各章を入れ替えて、冒頭に謎解きがあり驚かされる。さすがに麻耶さん一筋縄ではいかない。

2013/10/07

sk4

麻耶先生が、かなり常識的なトリックに収めているところに非常に驚かされた作品。 私が目星をつけていた犯人がひっくり返されて、見事でした。 主人公の高校生、如月烏兎を徹底的に打ちのめすラストのほろ苦さは、今で言ったら米澤穂信氏の作品を思い出させる。この作品の方が10年ぐらい前なんですけど。 人の死なない学園ミステリーと、怖いぐらいどんどん人が死ぬミステリーが並行する、読者を選ばない良作に仕上がっていると思います。

2013/06/03

セウテス

長編四作品目。麻耶作品の中では異色、超自然現象の様な謎は起こらない、いたって普通のミステリーです。前作迄との繋がりは特に無い様で、主人公如月烏兎という高校生が烏有の弟らしいのみです。こんな老けた高校生たち見たく無いと思える個性付けですが、学生ミステリー特有の青くささや成長を、盛り込んでいるのは良いと思う。事件は廃墟の塔で起こる雪密室の殺人です。しかし、雪密室の解明より生徒会の問題に力を入れすぎに感じられ、生徒たちの区別がはっきりしないのは頂けない。ラストに意外な犯人と、麻耶作品らしい苦々しさが残ります。

2015/05/15

きっしぃ

麻耶さんが密室トリックもの?また最後たいへんなことになるんだろうなーと読み始めたら、初っ端から、密室トリックの謎解明!そこから、遡って事件の始まりから描かれていくのは斬新かつ麻耶さんの狙いだったようです。連続殺人事件と並行して、学校内での争いの首謀者探しもありましたが、存在感の薄い登場人物が多すぎて誰が誰やら…(-_-)今まで読んだ麻耶作品の中ではラストの衝撃度は低めです。今までのがとんでもなさすぎたので、普通に本格推理ものとして楽しめたかな!

2016/09/02

hit4papa

卒業を間近に控えた三人の高校生を描く青春ミステリです。青春ミステリにありがちな青臭さはあるものの、成長の側面は屈折して描かれているので、感慨深いものがありました。読了したときの、苦味をともなった切ない余韻がいいですね。密室殺人の結末としては未消化な部分はあります。しかし、読むべき本筋はそちらではないのだろうし、(好意的に見れば)未消化であるからこそストーリーに厚味が出ているとも考えられます。

感想・レビューをもっと見る