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麦酒の家の冒険 (講談社文庫)

麦酒の家の冒険 (講談社文庫)

麦酒の家の冒険 (講談社文庫)

作家
西澤保彦
出版社
講談社
発売日
2000-06-15
ISBN
9784062649278
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麦酒の家の冒険 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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W-G

あらすじで、すっげぇつまんなさそうと思えてしまい、なかなか興味が沸かなかった一冊。結果、喰わず嫌いであった。コレを安楽椅子探偵言っていいかは疑問だが、本書の醍醐味はそこではないと思う。色々と仮説が浮かんでは消えていき、結末がアレならば、別にこの説を採用しても良かったんじゃないのかな?と思うものもいくつかあるにも関わらず、最終的な正解の説以外は重箱の隅をつついて割とバッサリ切り捨てているのが個人的には少し残念。ラストをああいう飛躍したものにもっていくならばこそ、否定の材料はもう少し強固であって欲しかった。

2017/11/05

ダイ@2019.11.2~一時休止

匠千暁その3。ベッドとビールの入った冷蔵庫以外に何もない山荘に迷い込み、何故このような状態なのかをひたすら推理していく。安楽椅子の醍醐味ではあるがこれをよく長編にできたものだ・・・。

2015/08/29

nobby

実に2年ぶりなタック&タカチ2作目は全編で麦酒に溢れるばかり。牛を見に訪れた傷心旅行の帰り道、まさかのガス欠…彷徨い辿り着いた別荘で目にしたのは、ベッド一台と隠された冷蔵庫にキンキンに冷やされた13個のジョッキとヱビスビール96本、まさに“麦酒の家”。何とも意味不明な状況を、ひたすらビールを呑みながら、あれやこれや推理を繰り広げる。一晩4人合わせて500ml缶×49本!その状況だけで、よくもまぁいろんな顛末を想像する様に呆れながらも面白い(笑)最後捻りあって辿り着く真相は、なるほどと伏線繋がるのはさすが。

2018/03/11

セウテス

タック&タカチシリーズ第3弾、時系列から言えば第2作目です。私はシリーズ物が大好きなのですが、それは登場人物達と知り合いである、彼らを理解できると錯覚して読める事に尽きるのです。この作品は正に主人公たちを、更に理解する為にある作品です。たまたま彼らが迷い込んだ山荘には、何故か一台のベッドと缶ビールでいっぱいの冷蔵庫しか無かった。四人はビールを頂きながら、あれやこれやと推理合戦を展開していく。派手な動きは無いものの、これぞ謎解き=ミステリの基本的スタイル。作者が安楽椅子探偵を、好きだと言うのがよく解ります。

2015/09/10

ジャムうどん@アカウント移動してごはんになります

読み始めてから読了まで、だいぶ時間が空いてしまいました。ですがとても読みやすく、そしてトリックもまた面白いです。迷い込んだ山荘にはなぜか96本のビールと13本のジョッキが。そこから、「第二の麦酒の家」の存在など謎が謎を呼ぶ展開になります。いくつもの仮説が立てられては消えていき、その末に一つの真相にたどり着きます。ビール好きには堪らない一作なようなのですが、何せ未成年なので・・・辛い。派手な出来事は起こりませんが、うっとりとするような論理合戦がたまりません。順番にタック&タカチを制覇したいなぁ。

2015/09/11

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