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現代思想の冒険者たち 0

現代思想の冒険者たち 0

現代思想の冒険者たち 0

作家
今村仁司
出版社
講談社
発売日
1996-05-01
ISBN
9784062659000
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現代思想の冒険者たち 0 / 感想・レビュー

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masabi

【要旨】20世紀の思想に先駆けて登場した4人の思想家マルクス、ニーチェ、フロイト、フッサールを扱う。【感想】その思想が後世にどれだけインパクトを与えたか、現代の残された課題か、という面に多くの紙面が割かれているので入門書ではない。

2016/11/24

Shin

図書館本。フーコーの本を借りようと思って哲学コーナーを物色していたら、「現代思想の冒険者たち」という30巻シリーズに挑戦意欲を掻き立てられてしまい、序章にあたる00巻から着手。マルクス、ニーチェ、フロイト、そしてフッサール。20世紀の曙光の中で彼らが成し遂げた大転換が、様々な批判と超克という形で現代思想の舞台を残響しながら、人間の知への意思を導いてきたのだということがよく分かる。フーコーの思想が受け取った影響について考えながら読むことで、図らずも思想史におけるフーコーの位置付けについても理解が深まった。

2012/06/03

NICK

入門書として読もうと思ったのだが、マルクス、ニーチェ、フロイト、フッサールの思想への入門というよりは彼らの思想の問題点や課題を明らかにし、いかに後世に継承されたかというところに重点が置かれている。そういう意味では「現代思想の源流」というタイトルに偽りはないだろう。どちらかといえば応用問題めいたないようなので自分のような初学者にはちょっと難しかった。しかし、ニーチェの言わんとするところは結局カント以前の議論に回帰してしまっているのではないかという説やフッサールとエスノセントリズムなど目にとまるものもあった

2012/06/09

mikuriya

高品質 濃密 盛りだくさんな本。最後の年表もとてもおもしろい。ここまでコスパのいい本はなかなかないと思う。

2017/02/11

すみ子

マルクスを勉強しているので、その参考に。今村先生のマルクスについての指摘及び批判は、わたしがマルクスの思想を勉強していく中で不思議に思っていたところだったので腑に落ちた。また、ニーチェに関する章では、ニーチェは論理を超えて批判を行ったということが書かれており、わたしのニーチェ理解と近しいことが書かれていたので良い総括になった。勉強になった一冊。

2013/08/17

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