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黄昏の囁き (講談社文庫)

黄昏の囁き (講談社文庫)

黄昏の囁き (講談社文庫)

作家
綾辻行人
出版社
講談社
発売日
2001-05-15
ISBN
9784062731485
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黄昏の囁き (講談社文庫) / 感想・レビュー

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nobby

(…遊んでよ)その大ネタいくら何でも、さすがに強引ではと苦笑しながら、その背景については納得せざるを得ない真相が何ともせつない…(おじぞうさま…)突然の兄の死は本当に事故なのか!?(…わらった)それとも自殺、あるいは殺人!?《流星サーカス団、来る!》まだ幼少の十五年前の記憶が甦るのに合わせた様な連続殺人。(…笑え)事件そのものは極めて地味だが、謎の脅威に怯える雰囲気はシリーズ屈指に感じられた。(…これ、あげるから)ほとんどの人物達が抱える境遇や心情に満ち溢れるのは黄昏、その世界はまさに昏(くら)くて赤い…

2021/09/23

takaC

囁きシリーズではこれが一番面白い。というか一番普通に推理小説。真相はだいぶ無茶な感じだけど。

2016/06/17

ダイ@2019.11.2~一時休止

囁きその3。舞台が現実に近いので過去作よりも雰囲気的には劣るような気がするが面白かった。

2013/11/24

藤月はな(灯れ松明の火)

「ね、遊んでよ」。そう言って殺人者は狂気を振りかざした・・・。アガサ・クリスティの『スリーピング・マーダー』のように回想によって思い出された殺人は寝た子を起こしてしまったのだろう。罪悪を秘して生きるという自分自身に課す罰はもっとも重く、赦しが決して訪れない罰である。その罰を背負うことは自分自身すら壊してしまう。でもやっぱり、この結末は哀しすぎるよ・・・。

2015/10/23

セウテス

囁きシリーズ第3弾。マンションの部屋から、主人公翔二の兄が転落死した。翔二には、兄たちがノリちゃんをいじめていた記憶が在る。兄は殺されたのか、翔二は調査を始めるが、記憶にある兄の友だちが又一人殺される。本作はホラー感は少なく、記憶の中の誰と犯人は誰のフーダニットに近い。ただし純粋に推理するには、伏線は少ないと思う。的を絞った上で、間接的にデータを積み上げて行くしか方法はない。しかも大きなミスリードを、振り払う必要がある。意外な犯人だが、それよりも兄たちとノリちゃんの様子を思い浮かべると、何ともやるせない。

2017/06/25

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