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大人問題 (講談社文庫)

大人問題 (講談社文庫)

大人問題 (講談社文庫)

作家
五味太郎
出版社
講談社
発売日
2001-05-08
ISBN
9784062731614
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大人問題 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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けんとまん1007

思わず、そうそうそうだよね~・・・とか、成程ね~・・・とか、そういう考え方もあるか・・・などなど。視点をやわらげのにいい。ものの見方は一つではなくて、いろいろあっていいのだと思う。柔軟性が、ますます大切になる。以前読んだ本で、子どもを、子どもとみるか小さな大人とみるかというのがあった。そこにも通じるかも。

2020/10/03

pino

これは、大人の括りで問題にすることではないなぁ。個々の捉え方で評価は分かれると思う。私もトンチンカンな子供だったので、自分を分かってもらえず、あーいやだ、やだ。と感じていたクチだ。この子は~と決めつけられるのも悲しかった。でも、大人も色々だ。そんな世を生きていくのも今は楽しい。しかし、改善は必要。ただ、理想だけではね。私は、未成年の男女が一緒の部屋にはいったら、家政婦はみた状態で見張る!学校制度なんて戦争や貧困で教育を受けられない子供からしたら夢のような話だろう。私に残っている子供心は、そう答えを出した。

2012/05/30

竹園和明

無垢で純粋な子供を様々な場面で型に嵌め込んで、我々大人は太陽のように燦然と輝く子供達の笑顔を奪い、社会や組織といった下らない世界へ懸命になって引きずり込んでいる。…絵本作家五味太郎のエッセイは、簡単に言うとそういう内容です。確かに幼い子供は、みんな笑いながらあちこちを駆けずり回っているよなー。あの屈託のない笑顔は、いつから消えてしまうのかなぁ。子供は太陽。無垢の心を失わないでもらいたいという著者の言いたい事は凄くわかる。その環境をみんなで創らなきゃ。それが我々大人の最大の任務なんだよな。

2022/05/14

再び読書

基本的にこの人の考え方の大まかなところは、賛同できる点が多いが、あまりに、バラバラと意見を連ねているので、いまいち完成度が低い。後書きの落合恵子氏のほうが、余程説得力がある。「わたしの許可なくして、わたしのことを理解したつもりにならないでほしい」と言うのは、まさしくと思う。

2014/11/30

青木 蓮友

たぶんね、これ書いたときの五味先生の年齢なんですわたし。途中まで読んでいて気づいたのですが、それからいきなり言葉のひとつひとつがとてつもない奥行きをもって立ちのぼってきて。お父さんであり絵本作家であるところの五味先生は子供が身近でしょうから、どうしたって子供側、大人をきっぱり敵視している。内容はわかる、わたしもそう思う。だけれども、スカッとしたあとにモヤッとするというか。子供も大人もひとりの人間のなかに混在してますよね?プンスカ怒りまくったままのラストだったので、珍しいしなんだか愉快でした。面白かった。

2024/01/09

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