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聖の青春 (講談社文庫)

聖の青春 (講談社文庫)

聖の青春 (講談社文庫)

作家
大崎善生
出版社
講談社
発売日
2002-05-07
ISBN
9784062734240
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「聖の青春 (講談社文庫)」のおすすめレビュー

藤井聡太、ひふみん、羽生善治… 空前絶後のブームが到来した「将棋」のレビュー総復習

 2017年の将棋界には、まさに"飛車角"が台頭した。中学生ながら公式戦29連勝の記録を打ち立てた「藤井聡太」四段と、"ひふみん"の愛称が流行語にもなった「加藤一二三」九段。2人は、今年の顔とも言えるだろう。PONANZAが二連勝を飾った電王戦や永世七冠を達成した羽生善治棋聖などニュースやスターも目白押しで、来年以降もまだまだ続きそうな将棋ブーム。ここで、ダ・ヴィンチニュースで紹介した将棋に関する記事をまとめて紹介しよう。

■「弱点が見えない」天才・藤井聡太四段の“凄さ” 『天才 藤井聡太』(中村 徹、松本博文:著/文藝春秋)

 2017年、日本中を熱狂させた中学生棋士・藤井聡太四段。昨年の12月24日に史上最年少棋士としてプロデビューすると、そのまま無敗で勝ち続け、30年前に打ち立てられた28連勝を塗り替え、前人未到の29連勝を成し遂げた。

 藤井四段の師匠である杉本昌隆七段による回顧録や、現在の将棋界をリードする羽生善治棋聖と渡辺明竜王をはじめ藤井四段と今後対峙することになる先輩棋士らによる藤井分析を収録したのが『天才 藤井聡太』(文藝春…

2017/12/22

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聖の青春 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

感動の質は小説から受けるそれに限りなく近いけれど、これはノンフィクションである。村山聖。職業は棋士。「名人」に就くことを生涯で唯一の目標とした彼の闘いの記録である。29歳。A級1組に在籍(それは名人位の一歩手前ということだ)のまま、彼はその生涯を閉じる。夭折を宿命づけられた村山にとって、将棋の一戦一戦はまさに魂と命とを削るものであった。そんな彼の命を賭けた将棋と、文字通り命そのものが描かれる。将棋には詳しくはないが、それでも大いに惹きつけられるものがあった。光芒という言葉は彼のためにあったのだろうか。

2019/05/30

遥かなる想い

東の天才羽生に対して、 西の怪童村山と呼ばれながら、 病のため29歳で、その人生 を閉じた天才棋士の物語で ある。 5歳で発病し、そのどうしようもない 自分の中にある宿命と闘い ながら、将棋に希望を 見出だし、奮闘する様が 痛々しい。森と村山師弟が 見た夢とは何だったのか。 奨励会という将棋の天才 たちがしのぎを削る場で 勝ち上がっていく村山が 見たものは…そして 届かなかった夢とは 裏腹に、その純粋な 想いのようなものがいつまでも 心に中に残る、人生だった。

2015/11/23

yoshida

幼少期にネフローゼを患った村山聖。病床で父と指した将棋をきっかけに、聖はプロ棋士、そして名人を目指す。長くは生きられないことを自覚している聖の将棋は、まさに命懸けであり最後まで諦めない。プロ棋士の階段をかけ上がる聖の前に並び立つ谷川と羽生、そして病魔。時間が限られている自覚から、将棋も私生活も純粋で真っ直ぐなのだ。A級棋士に登り詰め、これからという時に聖を病魔が襲う。29才で村山聖は世を去る。彼を取巻く家族や森師匠の温かさに胸が動く。3月のライオンの二海堂君のモデル。生き急いだ怪童。しかし濃密な人生だ。

2015/11/03

ビブリッサ

勝ち=生。負け=死。と、棋士の間では普通に会話に出るようだ。盤上の格闘技の世界で、大きな流れ星のように光って消えた村山聖の生涯。大病を抱えての一局は、まさに命を削る行為だったはずだ。人懐こいかと思えば、我儘になり酷い物言いをする聖。行動の一つ一つが若く蒼く痛々しい。そして同時に熱く眩しい。勝ちたいよりも負けたくないという強い感情は、将棋で勝ち上がることによって生を掴みとり、死を捻じ伏せられると思っていたのかのようだ。彼だけの神に彼は祈っていたのかも知れない。彼の棋譜は、彼の血肉、生きた証しとして輝く。

2017/09/13

ちょこまーぶる

途中から、涙で通勤電車で読めなくなりました。師匠との師弟関係って厳しさだけではないことがわかったなぁ~。

2012/02/24

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