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時宗 巻の壱 乱星 (講談社文庫)

時宗 巻の壱 乱星 (講談社文庫)

時宗 巻の壱 乱星 (講談社文庫)

作家
高橋克彦
出版社
講談社
発売日
2003-04-07
ISBN
9784062737234
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時宗 巻の壱 乱星 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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はらぺこ

この巻では時宗は産まれただけで、主人公は父親の時頼。似た名前が多いので経時が亡くなる辺りまでは巻頭の[北条・安達略系図]に何度も世話になった。 恥ずかしながら、鎌倉幕府の将軍は最後まで「源」やと思ってたので藤原頼嗣がホンマの将軍やと思わず読んでました。

2013/04/15

future4227

時宗ってタイトルだけど、まだ時宗は最後の最後で産まれたばかりの第一巻。主に北条時頼が5代執権に就任した前後の権力闘争を描く。やたらと兄弟や親戚が多いから、誰と誰が味方で敵なのか把握が実に難しい。北条家内部でのお家騒動に始まり、将軍家との対立や最大豪族三浦氏との対立、源氏の復権を狙う足利氏との対立など、様々な思惑が絡み合う中で、冷静に対処していく時頼が頼もしい。また、『徒然草』の中で障子の張り替えの話に登場する時頼の母松下禅尼の賢母ぶりが、ここでもいかんなく発揮されていて、兼好法師が称賛する理由も頷ける。

2018/04/30

キャプテン

★★★★☆_「世界はきっと、ぼくのものフェア」第六弾、元寇編①。日本史において、最大の亡国の危機に直面した事件は何か。それは、大モンゴル帝国が日本の侵略を試みた、元寇。日本にとってはじめて、はっきりとした意思で日本を滅亡させようとした侵略に出会った事件である。元寇の少し前、時の執権、北条家の時頼から物語は描かれる。三浦一族との戦いなど、山積みの問題に時頼は命を削りながら挑む。高橋さんらしい熱い人物像描かれる時頼はやはり魅力的。はるか彼方に息づく侵略者が日本に来る前に、時頼は日本をまとめあげられるだろうか。

2019/10/25

おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず

振り返ってみると、この人、恐ろしく政治音痴なんだけど……蒙古が沈んでくれなけりゃ日本沈没、正義でもなんでもない主人公、高橋センセにしちゃミスキャスト。

2016/01/17

藤枝梅安

2001年のNHK大河ドラマの原作。  この巻では北条時頼が主人公。  この作家らしい、緻密な会話で構成された物語だが、  緻密さの中にこの作家独特の言い回しは相変わらず健在で、それがちょっと読みづらい。  互いの腹の探りあいが多く、物語としては展開が遅い。  これは当時の話の進み方はこのように遅かったのだ、という筆者のメッセージかもしれない。

2010/10/27

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