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将棋の子 (講談社文庫)

将棋の子 (講談社文庫)

将棋の子 (講談社文庫)

作家
大崎善生
出版社
講談社
発売日
2003-05-15
ISBN
9784062737388
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将棋の子 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

この物語は将棋に人生を かけた奨励会の子供たちの 夢と挫折の物語である。 「成田英二」という将棋の子を追った物語… 読んでいてひどく胸が 切なくなるのはなぜなのだろう。 地元では天才と言われた 子供たちが味わう挫折と 苦闘の物語。 「人間の宿命の残酷さ」を この本は無惨にも 切り取り、読者に示す。 羽生などの昭和57年組の 凄まじさと、夢を断たざるを得なくなった人々… 波瀾万丈なその後の人生を 送る、かつての天才たちの 心に潜む将棋への想い… ひたむきゆえに何故か心に痛い、 そんな物語だった。

2015/01/12

yoshida

【birthday book】イベントで読了。全国から集まる将棋の神童。彼らがプロ棋士を目指し、しのぎを削る奨励会。彼らは地元では神童でも、奨励会では平凡だと知る。北海道から家族で上京した成田を軸に話は進む。奨励会で彼らは26歳迄に勝ち抜けねばならない。刻一刻と迫る時間。軽々と勝ち抜ける羽生らの天才棋士。将棋を中心に高校も出ず生きてきた彼らは焦る。誘惑に逃げる者、将棋から逃げる者、屈せず立ち向かう者などそれぞれ。成田と母のやり取りに、涙した。どん底まで落ちた成田に救いのあるラスト。人生捨てたものではない。

2015/12/20

ちょこまーぶる

様々な箇所で感動に出会えて電車・バスの中で涙を堪えるのが大変だった一冊でした。数年前に「聖の青春」を読んで、村山聖棋士の人生を知り打ちのめされて、今回は他の奨励会の若者たちの夢破れる人生を彼らに寄り添って作品にされてました。棋士の世界では華々しいプロとして活躍できるのは、ほんの数名だという事はわかってはいたが、子供の頃から学業よりも将棋を優先した生活を送り続けている若者の挫折後生活の過酷な中でも、彼らは将棋を完全に捨てることなく生きていく姿に再び感動を覚えました。まさに将棋の子というタイトル通りでした。

2016/02/27

むーちゃん

「聖の青春」からの二作目。聖の青春も感動で号泣しましたがこの作品もなんとも言えない気持ちになりました。それは清々しいものではなく、みんなが持ってる失望そしてそこから這い上がり、折り合いをつけて前に進む人生論がかかれているかのようでした。

2019/12/09

ゴンゾウ

羽生永世七冠、村田五段の活躍で注目の集まる将棋界。全国から神童、天才が集まり奨励会で凌ぎを削っている。厳しい年齢制限と年に4人しか昇格出来ない三段リーグ。本作はその闘いに破れ奨励会を去った若者達が描かれている。狭い将棋の世界しか知らない彼の波瀾に満ちた苦闘の人生。敗者には何も残らない勝負師の厳しい世界。多少は知っている積りでいたが本当に厳しい世界だった。

2018/02/04

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