四千万歩の男 忠敬の生き方 (講談社文庫)
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四千万歩の男 忠敬の生き方 (講談社文庫) / 感想・レビュー
T2y@
とあるきっかけで地図に興味が湧き、地図と言えば伊能忠敬。と言う事で。五十代からの転身で日本を歩き通し、地図を作り上げた忠敬の生き様。一身にして二生を経る『人生二山』。本書が書かれた約40年前でも余生の過ごし方のモデルとしているが、人生百年時代が叫ばれる現在にも活きる。しかし小説本編へのガイドブック的立ち位置の為、内容はややくどい。。
2023/03/25
朗読者
感動☆2つ 伊能忠敬のことは学校で教わったことと、テレビで見たこと、あと博物館で伊能図の一部を見たときに知ったことくらいの知識しかないが、改めて偉業であり偉人だとわかりました。 地図を作る仕事は特にそうだったのでしょうが、丁寧に、正確に仕事をすることの大切さを痛感しました。
2020/05/23
kinkin
『四千万歩の男』を読んだ後にこの本を知った。『四千万歩の男』の副読本的な存在。
2013/04/15
よし
忠敬はまさに「一身にして二生を経る」人生だった。56才から72才まで17年間、「二歩で一間」4000万歩、地球一周弱、愚直なまでに歩き通した男。「忠敬の歩み、その一歩一歩は誠に平凡である。だがその平凡な一歩を支えているのは感動的なほど愚直な意志である。第二の人生を歩くことで全うしようと覚悟した、高貴さに高められた愚直な精神が彼の足を運ばしめているのである」勇気を少しばかりもらった気がする。
2021/01/13
読書国の仮住まい
当時としては遅すぎると言ってもいい年齢から星学暦学を学び始め、日本全国を歩き尽くし測量を実施。 惜しくも生前に完成を見ることがなかったが、本格的な日本地図を完成させた男。 それが伊能忠敬。 本書冒頭の章題に選ばれた、まさしく一身にして二生を経るとはこのこと。 著者自身の伊能忠敬にまつわる雑文や、対談をまとめたもの。 馬フンを避けず踏みつけたエピソードが何回も出てくるのは煩わしい。 本当は完成した地図が師匠の子高橋景保を死に至らしめた一巻を書き終えまとめとしたかったらしい。 事実とはいえ、何とも皮肉な結末。
2024/03/01
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