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アナン、(下) (講談社文庫)

アナン、(下) (講談社文庫)

アナン、(下) (講談社文庫)

作家
飯田譲治
梓河人
出版社
講談社
発売日
2006-02-16
ISBN
9784062753142
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アナン、(下) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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文庫フリーク@灯れ松明の火

【どこまでも 限りなく降りつもる雪と アナンへの想い】かつて初雪が降ったら死のうと思っていたホームレス・流。最後の晩餐でアナンと出逢い13年、全てが始まった場所で「俺の死は豊かだ」と独り想う、お父さん・流。自らの力に酷く傷つきながら成長するアナンのモザイクアートが、世の注目浴びた時、足を引っ張る存在にならぬよう姿を消した流の生の終焉。「ぼくは、ぼくは間にあった--」アナン【どこまでも 限りなく降りつもる雪と 流(ながれ)への想い 少しでも伝えたくて 届けたくて】上巻・キャラの濃いホームレス達の中、唯一→続

2015/05/15

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

★★★★「ちゃんと欲しがれば、ちゃんと与えられるんだよ」絵空事の夢物語としか思えない人には、それまでの作品。経験を重ねる事と、疑う事は違う「愛は最強」だし「人は求める物を与えられる」窓が開くかどうかは読み手次第。ネタもキャラも物語も最高!!胸いっぱいに吸込んだ豊潤な香りに酔わせて頂き、心豊かにさせてもらった気がします。と、言いながら若干不満有り!本作は親切過ぎるのです。特に上巻は余りにも語り過ぎ。作中人物の性格まで説明されるのは、私は好まないのです(´._.`)シュン。下巻の方がしっくり酔えました。→

2015/06/03

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

警察から逃れて海辺の町へ移り住んだ流とアナンは、路上生活から屋根の下で眠れる暮らしを確保する事ができた。6歳になったアナンはモザイク制作に才能を発揮する。それは彼が持つ〈人の想いを受け止める〉能力の発露でもあった。彼の作品は観る人を癒やす神秘的な力を持っていたのだ。作品の魅力が広く世に知られることでアナンを取り巻く状況は大きく変わっていく。そして、流をはじめとする彼を愛する人々の運命も……。限られた生を悲しみと無縁で過ごすことはできない。蒼い龍を魂に宿したアナンは〈窓〉になり、人々の悲しみを解かしていく。

2015/06/24

財布にジャック

こんなにも素敵な本を読むことが出来て幸せな気持ちでいっぱいです。読書が趣味で本当に良かったと心から思いました。神秘的で不思議な世界と現実とが、うま~く融合していて、読んでいるとあたたかい物で心が満たされます。ラスト50ページで感動のあまり涙が・・・アナンと流の軌跡を思い出しながら涙がとめどなく溢れました。

2011/01/18

KAZOO

上巻は語り手が、ホームレスの「アナン」を見つけた人物で、下巻は「アナン」がその役割を担います。様々な出来事があり、様々な人との出会い、それらがうまい具合に絡み合っています。心の中を浄化するような役割をこの主人公は果たしてきたのですが、まだ13歳ということです。最後は本当に涙なくしては読めませんでした。ファンタジーですがいい話で再度読みたくなります。あまり内容については書きませんが、まず読んでくださいとだけ言います。

2015/05/20

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