佐藤さん (講談社文庫)
佐藤さん (講談社文庫) / 感想・レビュー
papako
直前に読んだ鈴木るりかさんが産まれた年に14歳だった作者の作品を読んでみた。素敵な、気持ちのいいお話でした。短編集かと思ったら、きちんと最後に伏線も回収されて、物語が閉じられました。4人の高校生と守護霊。強さとか優しさとか向き合うとか。何かいいな。優しい気持ちで読み終われました。
2019/02/20
はらぺこ
児童文学。 幽霊が出てきますがホラーではないので怖いのが苦手な人でも大丈夫です。 佐伯の態度にはイライラした。でも、今は告白されたら即OKするようになったってだけで、自分が中学生や高校生の頃なら同じ様にウジウジしてたと思う。 息抜きの1冊を探してる人にオススメします。
2012/06/12
☆よいこ
佐藤さんの背中には幽霊がいる。しかもしばらくしたら除霊されたのかいなくなってて、また次の週には別の幽霊が憑いてる。幽霊が見える佐伯は、佐藤さんが気になってしょうがない。しかし、すぐに顔に出るタイプの佐伯の様子は、佐藤さんにバレバレで単刀直入に「見えてるでしょ」と!▽冒頭文「僕は佐藤さんが怖い。」から読み始めたらとまらくなってしまった。単行本で読了。単行本の表紙の方が好きかな、文庫だとだいぶイメージ違う。▽MDとか聖子ちゃん泣きとか、ちょいちょい古い。未成年飲酒あり。いじめ、虐待もあるが、文章は軽い。
2019/08/07
はる
面白かったです。思ったよりもずっと繊細で、爽やかな青春物語でした。甘酸っぱい友情と恋愛。純粋なキャラクターと前向きな物語に好感が持てます。文章は多少ぎくしゃくしているように思いますが、独特の雰囲気があって悪くないです。読みやすかったですが、時々とても鋭い表現があったりして、ただの児童文学という感じではないですね。
2015/05/13
coco夏ko10角
第44回講談社児童文学新人賞入選作品。著者が中学3年生のときに書いたとのこと。小さい頃から幽霊が見える主人公・佐伯といつも幽霊が憑いている隣の席の佐藤さん。あぁ、青春……。安土さんのキャラがすごく良かった。解説に森絵都さん。
2015/04/08
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