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異邦人(下) (講談社文庫)

異邦人(下) (講談社文庫)

異邦人(下) (講談社文庫)

作家
パトリシア・コーンウェル
相原真理子
出版社
講談社
発売日
2007-12-27
ISBN
9784062759366
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異邦人(下) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ゆいまある

ちゃんとしてた。作者の治療がうまく行ってたのか、登場人物の情緒が今迄になく安定。ケイはヒステリーを起こさない、ルーシーはヤケにならない、マリーノは反省する。主人公の分身はケイとルーシー、理想の女性はローズ(作者のマザーコンプレックスの投影)、うまく使えばいいバディになる筈のマリーノだが、男性に対する憎しみが投影され、その時々で雑に扱われてきた。ようやくそのツケが回ってきたと言える。ベントンも何考えてるのかさっぱり分からない薄いキャラだが、少しは中味が伴ってくるのか。面白いかどうかは別として続きは気になる。

2020/12/22

Yuna Ioki☆

460-93−10 1番怖いのは生きてる人間ですね。。。サスペンスならもっと登場人物を絞った上で、チーム一眼となって一つの事件にたちむかうような痛快さが欲しい。病んでしまったマリーノの行方は気になりつつ次回作へ。今回はブルが一番可哀想(笑)

2014/03/06

ヨーコ・オクダ

上巻からオープンになっている殺人者「サンドマン」下巻では、元々読者が期待している、ベントン、ルーシー、ケイによる「捜査」によって謎の部分がじわじわと明らかになっていく。でも、重要な事実を語ってくれるキャラたちがプシッぽいので「そういうことやったんかー!」とスッキリせず、犯人よりも彼らに対して腹立たしく思えたり…。読者に怪しませる用のキャラ数人が放置されっぱなしなのもどうかと思う。いろんな意味でヤラカシてしもたマリーノは行方不明。まだまだコーンウェルセンセの迷走は続くってことやね。

2020/09/04

Rosemary*

相変わらずの登場人物で、またもやゴタゴタしていますが、事件の方はなかなか面白く、読み始めると止まらずワクワクした。散りばめられた伏線もなるほど〜と、上手く回収。 今回はマリーノが一線を超えてしまう、何十年も胸に抱えてきた想いがこんな風になるとは、人間を巧妙に操る事が出来る人って一定数いるもの、本当に恐ろしい。まんまと踊らされる羽目に…犯人の生い立ち、負の連鎖も胸が痛む。 所々に挟まれる庭の設えが楽しみの一つでもある。

2022/08/10

ケイ

物語を収束させるために、今回はマリーノが行方不明となる。スカーペッタは何度危ない目にあっても、学習せずに無謀な行動を取り、その結果を4人の誰かが引き受けるパターンは、なんとかならないものか。

2011/11/26

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