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サスツルギの亡霊 (講談社文庫)

サスツルギの亡霊 (講談社文庫)

サスツルギの亡霊 (講談社文庫)

作家
神山裕右
出版社
講談社
発売日
2008-09-12
ISBN
9784062761444
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サスツルギの亡霊 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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森オサム

先日Huluオリジナル海外ドラマの「THE HEAD」を観まして(南極が舞台のスリラーサスペンス)、南極の風景が頭に残っている内に読んで見る事にしました。本作は「2019年本屋大賞発掘部門超発掘本」になっていたので、書店で平積みだった時期も有ったと思います。で、感想は…今一つでしたね。登場人物が多い割にキャラが立っていないので、読んでいて誰だか分からなくなる。主人公兄弟に感情移入出来ず、イライラしっぱなし。そもそも南極で連続殺人、放火、窃盗、失踪…、この場所で無ければならない理由が必要では?。てな感じ。

2021/07/24

とろこ

3年前に南極で遭難し、死亡したはずの、母違いの兄から絵葉書が届いた。弟は、兄の最期に疑問を抱き、越冬隊に参加することになる…。南極という巨大な孤島を舞台にしたミステリ。昭和基地での生活や研究については、実際に体験したことがあるのでは、と思わせるほどの迫力があった。しかし、舞台やトリックが大掛かりな割には、犯罪に至る経緯や心情が卑小というか矮小というか、釣り合っていない気がした。とはいえ、ラストで主人公が、自分の感情に折り合いをつけられたのは良かった。

2019/07/06

たか

南極の昭和基地が舞台の、一風変わった『クローズド・サークル・ミステリ』▼数年前に南極観測隊に参加中の兄が謎の死を遂げた。その死の真相を探るべく拓海は越冬隊に参加することに。訪れた南極では次々と不可解な事件が続発し、拓海自身も窮地に追い込まれる…!▼ 登場人物がやたら多い割にキャラが立っていないので、読んでいて誰だか分からなくなる。前のページを遡ってばかりで、少しイライラ。登場人物一覧がほしかった。ミステリとしてはイマイチだけど、サスペンスとしては楽しめた。真保裕一の『ホワイトアウト』を思い出した。C評価

2023/10/21

アマニョッキ

本屋大賞「超発掘本」。南極大陸が舞台のアクションミステリー。色々と下調べしてあるのはよく分かるし、着眼点は面白いと思いますが、正直ストーリーにはあまり入り込めませんでした。登場人物の描きわけと書き込みがもう少し丁寧だったら良かったかな。あと、巻頭に昭和基地の略図が載っているのですが、小さすぎて全然見えません。何度かチャレンジしましたが、もう最後は諦めました。面白くないわけではないのですが、「超発掘本」のハードルが高すぎたかなと…。

2019/04/15

naginoha

南極の広大で厳しい自然に閉ざされた世界で起こる不可解な出来事。この舞台設定がこの作品のキモで、独特の広大な閉塞感が作品全体を覆っています。 人物描写が少々荒っぽいのと、ミステリ部分で強引なところがあるのが気になりましたが、ドキドキ感と閉塞感のバランスがよく楽しむことができました。 3/5

2020/06/12

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