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空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

作家
池井戸潤
出版社
講談社
発売日
2009-09-15
ISBN
9784062764520
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空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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サム・ミイラ

下町ロケット、ロスジェネに次いでの池井戸作品。中小企業の意地と誇りをかけて大企業に挑むストーリーは下町ロケットとも相通じるものですが、上下巻分かれているだけあって細部まで緻密に丁寧に作り込まれています。上巻は大企業の論理の前に翻弄され、窮地に追い込まれていく過程がリアルに描かれていて胸が苦しくなるほどです。嫌な奴らは下町ロケットの比ではありません。読者も怒りを溜めに溜めて (笑)さあこれから…というところで上巻終了。もう続けて読むしかなくなるこの上手さ!さすがです。気になる感想は下巻で!

2014/07/06

遥かなる想い

三菱自動車によるリコールをモデルにした小説。WOWOWでもドラマとして放映されて、評判をとったようだが、原作も会社における微妙な対立を描いている。

2010/07/10

W-G

映画版をDVDで観た流れで再読。映画つまらなかったな…。まぁ盛り沢山な内容なので、だいぶ省略が必要なのもわかる。上巻のハイライトは、赤松運送がハブ返却を求めて動きだすあたりと、ラスボス的ポジションの狩野常務の登場。改めて読むと、主要人物の赤松社長と、ホープ銀行の井崎は一度も接触しないままだと気づく。群像劇としては池井戸作品の中で最も凝った造りではないだろうか。とにもかくにも、上巻では赤松運送も、プライベートでの赤松社長もやられっぱなし。もう一人の主人公である沢田にしても黒寄りのグレーな人物像だ。

2019/09/01

にいにい

またまた、池井戸潤さんの企業小説。実際の事件をもとにしたフィクション。結末は、想像できるけど、ページを捲る手が止まらない。財閥系自動車メーカーのリコール隠しと小学校での盗難事件が並行して進んでいく。コンプライアンスって何?企業にとって大事なものとは?を問いかける。赤松のカッコ良さと自分の利益しか考えられない者、間違ったプライドだけの者のやり取り、心の葛藤が見物。さ、下巻に行くぞ!同じ財閥系銀行の判断も興味津々。タイトルは、メルフェンチックで、悲惨な事故を想像できなかったけど、読んで直ぐ引き込まれる一冊。

2014/06/18

抹茶モナカ

赤松運送のトレーラーのタイヤが走行中に外れ、母子死傷事故が起きた。その事故原因は、メーカー側の構造的欠陥にあり、さらには、リコール隠しが水面下で起こっていた。タイトルから航空機のタイヤが外れる話だと思い込んでいたけど、違いました。

2015/03/31

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