KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)

作家
池井戸潤
出版社
講談社
発売日
2009-09-15
ISBN
9784062764537
amazonで購入する Kindle版を購入する

空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

サム・ミイラ

池井戸作品に共通する特徴は後半から読む速さが急激にスピードアップすることです。上巻は二日かかったのに下巻は丸一日で読破。それでも今回は紆余曲折、随分気を揉まされましたが。展開も終わり方もだいたい予想はつくけれど、この方の作品はそれがいいというか癖になるような所があります。それにしてもスッキリ大満足。うまくいきすぎな気もするけれど、この感じはどこか西部劇の構成に近いような気がします。さて次は鉄の骨か不祥事あたりを読もうかな。しばらく池井戸さんから離れられなくなりそうです。

2014/07/06

遥かなる想い

下巻完了。三菱関係の人は面白くないかもしれませんが、よく書けていると思う。

2010/07/11

にいにい

一気に読んでしまった。上巻の勢いを最後まで。勧善懲悪は分かっているが、二転三転の捻りがあり、ハラハラ感が心地よい。小学校の展開は中途半端かな。赤松は、最後までカッコ良かった。相沢の魂を込めた書類、警察対応の遅さ、沢田の処遇、重工・銀行の都合が交差する。サラリーマンは、結局責任が負うことしかできなのかな?取引先は、そうゆう担当ばかりだ。信念を押し通すことは、一部の人しか出来ない社会は、嫌だな。池井戸潤さん真骨頂の一冊。面白かった。かつ、少し考えさせられた作品だった。

2014/06/19

W-G

赤松社長が榎本からもらったデータで、富山ロジスティックに辿り着いたあたりから、オセロの盤面が一気に翻るように、劇的にすべての物事が好転し始める様が良い。出来すぎだけれどアツくなるツボを押さえている。あまり分量がないわりに、ホープ銀行サイドの画策も読んでいて楽しく、前半ほとんど出ていなかった濱中がいいところを持っていく。赤松運送/ホープ自動車/ホープ銀行の三者三様ぶりが如実で、それでいてきちんと収束している。結局、最後まで沢田だけ何の区切りもつかないまま、先の苦労が伺えるというのも良い余韻。

2019/09/04

ミカママ

一気読みしました。次から次へと起こるアップアンドダウンが激しくて、赤松社長とともにローラーコースターに乗っていたかのよう。そこはもちろん、池井戸さんですもの、最後はきちんと〆てくれましたけどね。途中何度も目頭熱くなりました。大沢在昌さんが解説に書いているように、超ビッグな作家さんになりましたよねぇ。

2013/11/17

感想・レビューをもっと見る