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授乳 (講談社文庫)

授乳 (講談社文庫)

授乳 (講談社文庫)

作家
村田沙耶香
出版社
講談社
発売日
2010-04-15
ISBN
9784062766418
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授乳 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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absinthe

沙耶香様の初々しい作品集。母になってみたい中学生、母がほしい大学生。姉になりたい男の子。誰もがみんな、家族を求めている。でも、この家族は虚構だ。家族は既に形骸化してしまっている。皆が愛を求めて彷徨い、新たな答えを探してる。性愛、兄弟愛、親子愛、どれもこれもどこかで誰かが描いた幸せの絵に無理にはまり込もうとして挫折している。この普通への強制。

2019/11/04

混沌

【オエ――】かなりきつい。軽く考えていた。体調悪いときに読むもんじゃない。3作の短編があるが、嘔吐度は後ろに行くほどまだ軽くなる。初期の短編にその作家のすべてが詰まっていると確か千田本に書いてあったので、これはもう刊行順に読むかと思ったのだが、やめる。ベートーヴェンやブルックナーの交響曲をきく場合は、まず有名どころから入って、それから初期の作品も楽しむのを私ならすすめるが、同じようにした方がよさそうだ。村田沙耶香はユングの性格分析でいうところの内向的感覚型だなあと「コイビト」を読んでいる途中で思

2018/10/13

蓮子

「授乳」「コイビト」「御伽の部屋」3編収録。どの物語も理解と共感の枠を超えた作品。さすが、「クレイジー沙耶香」と言われるだけある。性や食べること、生きる上で必要な欲求を不衛生なものとして否定的に描き、ひたすら自己の精神世界、「内側」へと向かっていく。それらが崩壊した時、彼女達は「現実」を生きなければならない。果たしてそれに耐えられるのだろうか。一番ぞっとしたのは「コイビト」の、少女が恋人のように扱うぬいぐるみと肉体的に繋がりたいと願うシーン。何か不気味なものを感じてしまった。

2017/05/06

ゴンゾウ

短編集。描かれている女性達は一般社会から距離を置いて自分の内の中で生きている。家族特に専業主婦である母親をある意味拒絶し、いわゆる異性との付き合いは中性的な関係。異常な世界を見ることで我々の世界が普遍的なものに見えてくる。

2018/10/06

ミッフー

脳裏に聴こえるはピンクフロイド「狂気」、ブラックザバス「パラノイド」👂完全にいかれた三物語、理解の度を超す嗚咽もの、でも嫌な感じじゃなく個人的にこの空気好きかも🤔 女性が自ら女性性を破滅するって😱サディスチック少女へ変貌の「授乳」、結局現世に生き場見出せそうにないお姉さん「コイビト」、最初は健気感ある女子大生がまさかのカミングアウト「御伽の部屋」、全てが僕の抱く女性観を根底から覆してくれました😅 最も変態的かつ興奮したのは女子中生に強制授乳させれる家庭教師のシーンであった事だけは記しておきます😜

2019/02/15

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