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黄金峡 (講談社文庫)

黄金峡 (講談社文庫)

黄金峡 (講談社文庫)

作家
城山三郎
出版社
講談社
発売日
2010-03-12
ISBN
9784062766449
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あらすじ

東北の静かな山村に、日本最大のダム建設計画が持ち上がった。交渉のため村に乗り込む開発側と、先祖伝来の土地に愛着を抱く住人たち。多額の立ち退き補償を巡り、村は賛成派・反対派に分かれ騒然となる。ダム建設は、人々に何をもたらすのか。補償交渉に翻弄される人々の苦悩――ダムが人を壊していく……。ダム問題をえぐる衝撃作。高度経済成長黎明期の1959年に、経済小説の先駆者が執筆した傑作社会派小説。

黄金峡 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ハパナ

ダム建設における補償交渉の過程で、湖底に沈む戸倉村民達の揺れ動く気持ちとその顛末を書いた本です。学童疎開で戸倉に住んだ事があり、立ち退きを勧告する立場の若林。さぞかし苦悩があるだろうと思いましたが、職業人故の基本的に淡々とした所が意外でした。豊かさとは何なのか。変化の中で貫く事への矛盾感と、端から見た幸福感が感じられる内容です。読後感としては”蒼氓”に近いと思いました。

2016/12/01

りょうき

ダムを建設するにあたって、ダムで沈む家の住民の移住先を探したり、補償を担当してる同期がいるので読んでみた。ダムに沈む村の住民が高額な補償金を提示され、村を離れる中最後まで抵抗する家もある。いざ、自分が当事者だった場合どちら側なのだろうかとおもう。

2016/04/18

しのはら(か)

人間はここまで不変なのかと驚かされる。★★★★

2010/08/19

重石稔

面白かった。ダムに限らず公共施設で建設に反対や賛成の運動が起こったりします。心の底から反対の方々は、相応に尊敬できる部分もあります。条件に応じては賛成の方々は結局は良くも悪くもお金。とあるところへ5年蔵前にとあるところへツーリングに行ったときに「札束で頬をひっぱたく、よろしくないですが、ひっぱたかれる方も札束が多くなるとひっぱたかれることを喜ぶようになる」と話して納得されるケースが多いことに気が付きました。この本でもそれを感じることが出来ました。

2017/06/17

こぺたろう

映画「ちょき」を見てほっこりした気持ちの中、本書を読了。 田子倉ダムという、実在するダム建設に係る補償問題をモデルにしたとのこと。戦後の電源開発の過程で、裕福ではない人々の目の前にチラつく多額の補償金。はじめは全員反対だけど、だんだん足並みを揃えられなくなり、遂には・・という流れは、爽やかな話ではないので見ていて辛い気持ちになった。しかし、ダムがなければこの人たちが幸福であり続けられたのかと考えると疑問。どちらが良かったのか、答えが見つからないものの、一気に読ませる展開は、流石城山さんと思った。

2016/12/10

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