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花曇り (講談社文庫)

花曇り (講談社文庫)

花曇り (講談社文庫)

作家
赤井三尋
出版社
講談社
発売日
2011-05-13
ISBN
9784062769570
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花曇り (講談社文庫) / 感想・レビュー

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達ちゃん

「翳りゆく夏」以来、久しぶりの赤井さん。これは短編集ですが、なかなか味がありました。「青の告白」が一番良かったかな。一齣シリーズもひねりがきいていてどれも面白かったです。

2017/11/24

Walhalla

全10話の短編集でした。様々なタイプの作品がズラリと並んでいて、飽きさせませんね。著者の赤井三尋さんは、某TV局にお勤めされていた経歴をお持ちのようですが、どうりで、「クリーン・スタッフの憧憬」のお話しが面白かったです。 あとは、「善意の一齣」のお話しなどが好みです。

2018/05/18

アーチャー

この著者の小説は初めて読みますが、どの作品も実に読みやすく、ショート&ショート的な味わいの作品も収録され楽しめます。「三十年後」と「青の告白」の辛辣な結末も面白かったですが、囲碁の世界を題材に切なくもどこか微笑ましい表題作「花曇り」が印象的です。

2014/01/16

neputa

以前読んだ「翳りゆく夏」は、誘拐事件を軸としたミステリ作品であると同時に、事件に携る人たちの人生が濃厚に描かれた作品だった。 本作は、この両面がそれぞれ小編に姿を変え一冊となった短編小説、という印象を受けた。 「クリーン・スタッフの憧憬」「青の告白」そして表題作「花曇り」は、読み終えた今も情景がゆっくりと頭のなかを流れている。 強い春風で散った花のひとひらが、ゆっくりと左右に揺れながら水面に落下し、波紋が広がった瞬間、物語が終わるのだ。

2015/02/27

shirou

久し振りに出会えた良作短編集。まず、『老猿の改心』で引き込まれます。以後、物語性の素晴らしい作品。 ハードボイルドな作品。ハラハラなサスペンス的な作品。 など名作がずらりと並んでいます。 個人的に一番好きなのは、『クリーン・スタッフの憧憬』かな。 1作品毎に、挟み込まれているような感じの一齣シリーズが、軽快かつユーモアあふれた作品で、良いアクセントになってます。 絶対おススメの短編集。

2012/09/21

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