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鉄の骨 (講談社文庫)

鉄の骨 (講談社文庫)

鉄の骨 (講談社文庫)

作家
池井戸潤
出版社
講談社
発売日
2011-11-15
ISBN
9784062770972
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あらすじ

中堅ゼネコン一松組の若手、富島平太が異動した先は、「談合課」と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾くぞ――たしかな技術力を武器に、真正面から入札に挑もうとする一松組の前に、「談合」の壁が立ちはだかる。組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ!(講談社文庫)

鉄の骨 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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サム・ミイラ

これまで読んだ池井戸作品とは一味違う作品だった。談合というゼネコン業界の摩訶不思議な慣習に鋭く切り込む企業小説としての側面に、珍しく恋愛模様を絡め最後まで息もつかせぬエンターテイメントに仕上げた好編。ミステリー的な要素もあり、倍返しに少々飽きてきた私には改めて池井戸潤の凄さを感じさせる作品だった。主人公平太と彼女の恋の行方に若い頃の自分を重ね胸が苦しくなり、平太は真実を知るべきか知らざるべきか、知ったらどうなるだろうと未だに引っ掛かっている自分に笑ってしまう。なのでもし続編あったら読みたいな(笑)

2014/07/25

まひはる

一人の若者を通して「談合がなぜ無くならないのか?」という謎を建設業界とそれを取り巻く政治やお金の流れ、関係する多くの人を通して描いている。扱っているテーマは重いが、青年の成長とラストの展開に、読後感は爽やか。

2013/02/11

佐々陽太朗(K.Tsubota)

何が「正義」か? それはそのことを考える者がいる環境、立場、その時の状況、抱える事情によって異なる。「正義」などというものは、それを判断する人間の主観であって、時代によっても変わるほど危ういものだ。「ルールを守ること」=「正義」というのも一見正しいようだが、そのルールに欠陥があれば、或いは不公平があれば必ずしも正しいとは言えない。そう言いながら「欠陥」とはなにか、「不公平」とはなにかを考えていくと、これまたそれを判断する者の主観といわざるを得ない。あぁ、単純にこれが正義だと信じることが出来た頃はよかった。

2013/11/21

アサガオ

鉄の骨(@ ̄□ ̄@;)!!「談合は無くなるのか?」...「富島平太◇談合課◇大口公共事業」...「技術力◇入札◇談合の壁◇調整」...「談合◇必要悪?!Σ(×_×;)!ゼネコンの生き残り!」...「組織◇正義◇裏金◇犯罪」...「一松組◇フィクサー◇三橋」...「黒幕◇大物政治家◇検察◇捜査◇闇(`へ´*)ノ」...「正義とは何か◇入札の時!!」..........

2016/09/25

Hideto-S@仮想本屋【おとなの絵本屋 月舟書房】

建設会社の談合をテーマにした物語。骨太の企業小説と思って読み進めていたが、クライマックスでミステリーだったことに気づかされた。談合を取り仕切る「天皇」からは哀しげな人間臭さが漂ってくる一方、もっとしたたかな「黒幕」が登場するとは……。吉川英治文学賞受賞作。巻末の解説によると、同賞と江戸川乱歩賞(デビュー作の『果つる底なき』)、直木賞(『下町ロケット』)の三賞を受賞したのは、作者と高橋克彦氏の二人のみだという。

2014/02/22

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