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猫のあしあと (講談社文庫)

猫のあしあと (講談社文庫)

猫のあしあと (講談社文庫)

作家
町田康
出版社
講談社
発売日
2012-12-14
ISBN
9784062774239
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猫のあしあと (講談社文庫) / 感想・レビュー

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mae.dat

今回は主に保護猫達中心の話。町田さんが面白おかしく、ぼやかして書いているのだと思いますが、野良猫の保護などのボランティアの方が酷くてね。でも受け入れる懐の深さよ。人のエゴについては、別に譲る事にして。先ずはトラの体調不良他諸々が解消して好かったよ。そして次は黒猫エルちゃん。生後間もない所に腎不全で。町田夫妻の献身の元、恢復する様は筆舌に尽くし難く。それとウメチャン、ゲンゾーを看取る事に。それを自分達のせいと思い込み過ぎないで欲しいですね。今回は介護中心ですが、隙間に挟まれる、町田さんの謎行動も微笑ましく。

2023/01/22

小梅

瀕死のエルが助かった。でもケンゾーが死んだ…ワクチンも猫の状態をよくよく診た上で打たないと、それが原因で死ぬ事があるのを知った。

2017/02/14

めしいらず

世は空前の猫ブーム。動物好きな人に是非とも読んでほしいこのシリーズ。人間に傷つけられた命を沢山抱え込み、次々起こるトラブルに仕事を打ち遣り奔走し、目の前で失われた命を惜しみ咽ぶ著者。綺麗事だけでは済まない別の命と暮らす責任の重さを、他方で愛情を貰えず消えゆく命がある現実の厳しさを、身を以て教えてくれる。最近、友人が保護団体から猫を預かり里親へと繋ぐ仕事を始めた。意義のある仕事だと思う。私は利己的だと承知しているから決して動物は飼わない。その程度の常識はあるつもりだ。彼らは人間の孤独を埋める為の存在に非ず。

2017/03/15

ふう

「猫にかまけて」についで町田氏の猫物語2冊目。「かまけて」でも感じたことですが、町田氏と奥様の猫たちに対する誠実さや責任感には本当に頭が下がります。私自身も相当な猫好きを自負していますが、こんなとき同じようにできるのだろうか考えると『う~ん、どうかな。』とうつむいてしまいそうです。飼っている猫だけでなく保護団体から預かった猫、拾ってきた猫たちにも隔てなく愛情を注ぎ、生まれてきた喜びを感じてほしくて奔走する姿に、多分町田氏は猫以外の動物やもちろん人間に対してもこんなに誠実で温かいのだろうなと思いました。

2012/12/23

ペグ

ココアパウダーと牛乳がちゃんと混ざりきっていないみたいな柄が面白いサビ猫のココアが22歳で亡くなって。そして又々やって来た猫たち。そんな猫たちのエピソードや町田さんのとどまるところを知らない妄想がたまらない。どの猫がどの猫やら?!時が経ったらきっと又読みたくなるようなシリーズだ。

2018/06/21

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