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完盗オンサイト (講談社文庫)

完盗オンサイト (講談社文庫)

完盗オンサイト (講談社文庫)

作家
玖村まゆみ
出版社
講談社
発売日
2013-08-09
ISBN
9784062776158
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完盗オンサイト (講談社文庫) / 感想・レビュー

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takaC

皇居の中のことなんてどうせ誰も詳しく知らないのだからもっとデタラメ書いても良かったかもしれないなんて思ってみたり。

2018/05/14

えみ

最も困難で、最も優しいミッション!フリークライマー水沢浹が狙うのは三代将軍・徳川家光が愛した名盆栽を盗むこと。そして震えるほどの困難を纏う愛すべき君に然るべき幸せを与えること。例えそれが犯罪だと知っていても、立ち塞がった岸壁に怯みそうになっても、自分が信じるルートを上へ上へと自分の心に従って登っていく。オンサイト!まさに誰も挑戦したことのない!そこには達成感が待っている。皇居侵入、盗み。どちらも犯罪だけど、浹の心の内、そして支援者・環の思惑が重なり合った瞬間、まさかの凄いミッションを見ることが出来る。

2021/07/02

財布にジャック

フリークライマーの主人公が、皇居に盆栽を盗みに行くという話と帯に書いてあったのですが、冒険小説として読むと肩透かしかもしれません。しかし、思った方向とは違ったストーリー展開でしたが、予想以上にいい話なので読んで良かったです。江戸川乱歩賞受賞作ですが、同時に受賞されたもう一つの作品よりは読みやすかったです。

2014/10/31

つねじろう

フリークライミングで泥棒に入る。何か良いよ新しいよ。狙う場所は皇居、おお、何かタブーに挑戦してる感は有るね、でも登るとこあったけ?で、狙う物はそれ?徳川の財宝とかじゃないわけね。でもオッケー面白そうだから、アイデアは良いし登場人物も悪くない。だからもう少し読ませて欲しかったな〜。たぶん動機の弱さや必然性の希薄さが作品のインパクトや面白みを削いでる。主人公にはもっと高い困難な壁をオンサイトさせてあげたかったな〜というのが感想です。

2013/08/18

kirin

第57回乱歩賞受賞作。国際的なフリークライマーである水沢浹。ある理由により皇居から、樹齢550年の稀代の盆栽を盗むという依頼を引き受けることに。前代未聞の犯罪計画は成功するのかー。トップクライマーが石垣で守られた皇居に盗みに入るという斬新さが面白い。そこに、浹が世話になっている寺で預かる子供とその父母の話、元恋人のスタークライマー、そして計画の黒幕である國生兄弟の確執も描かれる。話の展開は面白いし、登場人物も魅力的。ただ、最後の盆栽を盗むくだりは意外と淡白。ミステリーっぽくはないが全体的にはとても楽しめた

2016/11/13

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